劇場公開日 2006年4月8日

「設定がわからず物語に入り込めなかった」家の鍵 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0設定がわからず物語に入り込めなかった

2013年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 75

 はっきりとした状況の説明がないために、当初は何がどうなっているのかわからない。誰が誰であり今どうなっていてこれからどうするのか。それがわからないままに日常がひたすら淡々と描写され続けるために、かなり退屈に感じてしまった。画面に何が起きているかを見る前に、彼らはどういう関係で何をやっているのだろうかという疑問を解決することに意識がいってしまう。物語が進むにつれて背景の事情もほのめかされてくるし、父子関係も進展してくるし、特に父親の感情の変化や悲しみや愛情が理解できるようになる。この映画の良い部分は理解できるが、でもそれ以前に自分の意識が物語に入り込むことが出来ずにいた。 出演者の演技は良かったと思うが、全体に演出も地味で冗長に話が進んでいくのものめり込めなかった理由の一つ。

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Cape God