「完璧は窮屈」綴り字のシーズン はむちんさんの映画レビュー(感想・評価)
完璧は窮屈
細かい所まで気が回り、何かいいことあれば料理も作ってくれる完璧主義な感じのリチャード・ギア。子供たちは逆らうことなく勉強とか励んでる。
大学講師に、検査技師か研究員かわからなかったけど、住んでる街を含め「勝ち組」て感じの上品な映画。
「綴りのコンテスト」で娘が勝ち進むと、母は悩みが深くなるのは何となく感じる。「はぁ~。今日も練習かぁ...」て態度があったり、お兄ちゃんは何となく嫌気がしている。教育熱心で細かい性格だから窮屈に感じるのだろうか、それ以外に何が不満なのか理解しにくく観ててダルイ。
これは勝ち組ならではの苦悩?あくまで優しく描き「何となく」感じる程度。いざこざって程ではないですね。淡々としててメリハリ無しでした。
R.ギアの演じた役は、どこにでも居ると思うけどなぁ。一言で言うとマメ。それが窮屈に感じるのかな。言うとおりにしてれば間違いないけど支配されてるようでストレスだ。だから宗教や万引きに繋がるのか・・・
わからない。
だって、意見を言わせてくれないキツイ性格なら理解できますが、そうじゃないし、むしろ気配りもあるし、うーん・・・80分が過ぎてしまった。
時にはミスした方が人間味があり、返って落ち着く時がある。やり遂げなくても(ミスしても)いいのでは...お兄ちゃんと私はこれでいいと思ったんだ、これでまた頑張れるよ!--- そんな印象でした。
-完璧は窮屈-
年の離れた兄妹はいいね。「兄ちゃんやママみたいに疲れちゃうぞ」
--- こんなにいい場面があったからこそ、R.ギアはもっとギスギス・ツンツン張り詰めた役だったら良かったと思う。職場にそういう人いるのを思い出してしまったけど(苦笑)
「綴り」がわからなくなったとき娘だけに見える「鳥」などSFぽい映像があったけど、優しい演出のせいで刺激は薄めでした。