「スペリングビーという文化に親しみがない私にとっては、父親がのめり込...」綴り字のシーズン 黒ヤギさんの映画レビュー(感想・評価)
スペリングビーという文化に親しみがない私にとっては、父親がのめり込...
スペリングビーという文化に親しみがない私にとっては、父親がのめり込んでいく感じがよく理解できなかった。でも、それを差し引いても母親が病んでしまったり息子が新興宗教に走る原因が父親にあるというところにピンとこなかったのは、背景を描き切れていないのではないかと感じた。
また、最後に家族を再生させるためにわざとスペルを間違える展開もなんだか納得がいかなかった。
ただ、鉛筆で書いた字に寄っていくと小さな粒子が文字の集まりだったり、ブラウスの草花柄が立ち上がって発芽するといった描写はすごく素敵で癒された。それがストーリーへの不満を補って余りある。
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