「愛されたいのに愛されない」13回の新月のある年に 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
愛されたいのに愛されない
とにかく"エルヴィラ"が愛おしい。
ファスビンダー自身のことや70年代の性的マイノリティなどなど、、、、。
唐突に踊り始めるアントン・ザイツ一座?のダンスシーンには、エルヴィラも踊るんかい!?
男たちに殴られ、男に逃げられ、家族は理解するが受け入れはしない、友達はエルヴィラそっちのけで追い出すようにアントンとイチャイチャしたり。
最後はみんながエルヴィラの元に集うが、悲しいよりも滑稽で哀しくなる。
エルヴィラにも難な性格の問題があるけれど、愛してあげて欲しい。
最後まで弱々しい彼女が、人生を見つめ直し取り戻すことはできない愛の物語。
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ミカさんのコメント
2019年2月7日
コメントありがとうございます。この作品ナイフで裂かれる様に痛みが強かったです。ファスビンダー がゲイという事も大いに関係がありそうですね。今よりも差別されていたと思いますから。