トンケの蒼い空のレビュー・感想・評価
全2件を表示
2004年に『マットボーイ』として公開された作品
強いぞ、トンケ!と、あらすじを知らずに観ると強さにびっくりした(笑)。犬を食うというのにもびっくりだが・・・まるで戦時中の話みたいだった・・・『スチームボーイ』『ヘルボーイ』『オールドボーイ』とボーイ続きだったのでタイトルを変更したのだろうか・・・?
元々ケンカが強く短気であるということが災いして高校中退までしてしまうトンケだが、捜査官の父のおかげで前科者にはならない。また父の過去も地元実力者から賄賂をもらったという疑惑まであることから、権力への批判を軽く取り入れ、正義感を高揚させる意図が感じられた。MJQなる仕事仲間(ボランティアとか言ってた?)やトンケの性格(仕事も探さずテレビばかり見ていてグータラぶり)も面白いのだが、スリの常習犯少女ジョンエとの小さな恋のかけひきも見ものだ。
青春コメディー映画でもないし、純愛映画でもないというジャンル分けがむずかしい映画でした。単純にヤクザとなった先輩たちとの同窓会のような面白さと、真剣な男同士の対決ドラマの面白さ。そして、根底に流れる儒教の精神を感じる父と息子の愛情には思わず目頭が熱くなってしまいます。
最高に燃えて笑えるシーンは・・・もちろんカンフーオタクとの一騎撃ちだ。
【2004年11月映画館にて】
チョン・ウソン好きでも。。。
チョン・ウソンが好きで観たんだが、役に合ってないというかそもそも登場人物みんなオッサンすぎて青年に見えない。
選曲も極端すぎて観る側との感情と乖離していてはっきり言ってセンスが悪い。また犬毛も綿にしか見えないなど、小道具もいいとは言えず物語に入っていけない。
ラストもどういうわけか、留置所内で警官公認で決闘するという茶番が行われて、コメディなの?と何を見せられているのかちょっと疑問が残った。あまりいいところがない作品で、オススメはできない。
全2件を表示