ロバと王女のレビュー・感想・評価
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むかしの童話…。子どもに何かをおしえなければいけないという意図があるのだろう。
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洋の東西を問わず、むかしの童話は当然その国や土地の歴史や暗い部分と関係しているものが多いと思う。
この作品をみていると、どうもそっちほうが気になる。そうか、近親相姦が多かったからだ…とか、この童話が世に出たということは、近親相姦への批判はしやすかったということだろうか、などと。
ヨーロッパの暗い側面に触れた感は残るが、全体的にはすてきな話だった。
ドヌーブとセイリグは華やかだった。
しかし最後、妖精が王様とくっつくところは現代風の展開過ぎて、何だかうーん…。(彼女は、要はヤキモチを焼いていただけなのか…。)
王女がお菓子をノリノリで作り(このときの菓子作りの歌がとてもよいわ、楽しいわ〜)。しかし指輪をちゃっかり仕込こむところは、かわいいが同時にしたたかさも感じさせておもしろかった。
このまま王と結婚してしまうのかと思ったが、そうならなくて自分の道を切り開いた。やはりこの話は女の子に対するアドバイスなのだろうと思った。
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