恋する神父

劇場公開日:

解説

ドラマ『天国の階段』『悲しき恋歌』のクォン・サンウが真面目な神学生に扮し、アメリカ帰りの奔放な女性に振り回されるラブ・コメディ。共演は、「ボイス」や、ドラマ『バリでの出来事』『秘密』で国民的人気を博したハ・ジウォン。

2004年製作/108分/韓国
原題または英題:神父修行
配給:東芝エンタテインメント
劇場公開日:2005年7月16日

ストーリー

ギュシク(クォン・サンウ)は、神父として生涯神に仕えることを目標に生きる真面目なカソリックの神学生。夜遊びと縁の切れない親友のソンダル(キム・イングォン)とちがい、成績優秀&品行方正な彼は、1ヵ月後の聖職授任式を経て正式に神父になる日を、いまや遅しと待ちかねていた。そんなある日、ソンダルとともにミサの助祭をつとめたギュシクは、おっちょこちょいのソンダルの巻き添えをくらって転倒。大切な杯を壊すという大失敗をしでかしてしまう。その罰として、ふたりが送られたのは山の上の小さな教会。ここで彼らは神父というよりも大工と呼ぶ方がふさわしいナム神父(キム・インソン)の指導のもと、精神修行の日々を過ごすことになる。到着早々はりきって聖堂の掃除を始めたギュシクは、祈祷のベンチで酔いつぶれて寝ている若い女性の姿を発見する。起き上がった彼女は、なんと聖水を一気飲み。それを止めようとしたギュシクは、もみあううちに彼女と唇を重ねてしまう。これがファースト・キスだったギュシクは大ショック! 一方、ナム神父の元に連行された女性は、実は神父の姪のボンヒ(ハ・ジウォン)だった。家族と共にアメリカで暮らしており、一足先に帰国した恋人のジソと結婚するつもりで、韓国に戻ってきたのだ。しかしボンヒの結婚計画は、あっさり頓挫してしまう。プロポーズされるつもりで会いに出かけたジソに、あっさり振られてしまったのだ。しかも、アメリカへ帰りたくても先立つお金がない。仕方なく彼女は、飛行機代をを稼ぐために1ヶ月間、教会の雑用係として働くことになる。その日から、ギュシクの本当の苦行が始まった。教会付属の幼稚園の生徒に下品な英語を教えたり、ビキニ姿で日光浴したり…。次々とトラブルの火種をふりまくボンヒに、ギュシクは一日中ふりまわされっぱなしだった。たまりかねた彼は、告解にかこつけてナム神父にボンヒのハチャメチャな行動を訴えるが、逆にボンヒを更正させ、洗礼を受けさせる役目を負わされてしまう。いままで以上にボンヒといっしょにいなくてはならなくなってしまう。しかし、神父になることを断念した先輩と会って落ち込んだギュシクを、ボンヒがドライブに連れ出してなぐさめたことをきっかけに、彼女の優しい一面にギュシクは気づくようになる。ギュシクの中に、いつの間にか恋心が芽生え始めた。一方、いまだジソに未練を残すボンヒも、無垢な心を持つギュシクにだんだん惹かれてゆく。そんなある日、ジソがボンヒに会いに教会を訪れる。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.5デオグラシアス

2021年4月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

クォンサンウ扮するキムギョシクは真面目な神学生で、たまたまキスしてしまったハジウォン扮するアメリカ帰りのボンヒを追いかけたところ彼女がふられてしまったところに出くわして以来振り回される。いくら神学生でも可愛い女性が目の前にいたら落ちるよな。神父も辛い仕事だね。
ハジウォンと言えば、キルライム役で出演したシークレットガーデンを思い出すが、恋する神父から6年後だったね。若くても威勢の良い役どころはなんとなく似ているし、魅力的な顔立ちからそうなるのかもね。韓国映画らしくて楽しめたよ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
重

3.0神父じゃなくて神学生。デオグラシアス。クォン・サンウとハ・ジウォン...

2019年11月12日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
collectible

3.0暴走する幼稚園バス

2019年10月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 いつもは不良学生のワイルドさを売り物にするクォン・サンウ。今回はタイプがガラリと変わって、泣き虫の神学生をやっている(注:TVドラマは見ていないです)。

 主人公が神父を目指す神学生という設定も風変わりで面白いと思ったのですけど、クォン・サンウはケンカの強い高校生というイメージしか持ち合わせていなかったため、最初の涙を流すシーンで小さな驚愕が・・・俳優として成長してるのですね。ヒロインのハ・ジウォンにしたって、ホラー映画に出てくる綺麗なお姉さんというイメージだったし、こちらも有望株なのでしょう。ストーリーだけはアイドル映画路線まっしぐらという雰囲気でしたけど・・・

 しかし、この映画の一番の見せ場、結婚式で聖歌隊が踊り付きでの大合唱。『天使にラブソングを』を彷彿させ、ちょっと感動してしまいました。「デオ・グラシアス」という言葉のしつこいまでの伏線もラストには心に響いてきましたし、人を愛してはいけないという心の葛藤も考えさせられました。

 好きなシーンは、ハ・ジウォンが幼稚園バスを無謀運転するところ。幼稚園児が後部座席で真剣な演技をしていましたよ。ソンダル(キム・イングォン)がもうちょっとはじけてくれれば、かなりの出来になったはずです。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
kossy

4.0自分の進むべき道を選ばなければならない時あなたならどちらを選ぶ

2010年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
ホワイトサンダー