「ロシアもこの大戦で2000万人が殺された。加害者はヒトラーばかりでは無い。ソ連赤軍やウクライナコサックも含まれている。」ヒトラー 最期の12日間 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
ロシアもこの大戦で2000万人が殺された。加害者はヒトラーばかりでは無い。ソ連赤軍やウクライナコサックも含まれている。
日本人が好む滅びの美学に見えてしまった。
詳細にナチスが消え行く姿を描くのは理解できるが、くどいような気がする。しかも、誰一人やってしまった事に、反省の態度を示す者がいない。この主人公の女性(本人)が最後に登場して『知らなかった』と語るが、レニ・リーフェンシュタールの晩年と似たような語り口と思った。600万人のユダヤ人を虐殺した行為をヒトラー個人の狂気として、解釈しては駄目だと思う。ヒトラーは少なくとも最初から狂人であった訳ではない。なぜなら、ドイツ国民に指示されてきたのだから(その点はこの映画で語っている)。しかし、だからこそ、その点を含めて、ヒトラーが行なった愚行を、分析しなければいけないと思う。
この映画は現在のドイツ人に対する忖度が強いと思うが、同時に逃げ延びる事を優しく受け入れている。僕はその点を評価したい。
白旗上げて、サッサか逃げるのが正解である。どの戦争でも『投降をゆるさない』として、味方に粛清や虐殺や玉砕を強いられる悲劇が多いと理解すべきだ。ロシアの戦勝記念日の前日と思いこの映画を見た。ロシアもこの大戦で2000万人が殺された。加害者はヒトラーばかりでは無い。ソ連赤軍やウクライナコサックも含まれている。勿論、スターリンやボルシェビキも。
残り少ない人生・・・俺も同じです(笑)
TVより映画のほうが絶対いいに決まってるのに、この夏はTVドラマにはまってしまいました。それというのも、TVドラマから派生した映画(特に邦画)が多すぎるから。
仕事と趣味が両立できればいいのになぁ~
今年の大河ドラマ見てません・・・(汗
ドイツ産のヒトラー映画もどんどん増えてきましたけど、ハリウッド産とはひと味違いますね~まぁ、歴史資料はドイツのほうが豊富だと思うし、今後も色んな映画が期待できますね。