「やり直しはきかない、それが人生」バタフライ・エフェクト 内 山。さんの映画レビュー(感想・評価)
やり直しはきかない、それが人生
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過去のある場面に戻れるようになった主人公(エヴァン)が大切な人を守るために、何度も過去に行き人生をやり直そうとする話。
結局、過去にタイムスリップしても全部は上手くはいかない。ある人を幸せにしたら、誰かが傷ついてしまう。じゃあ、どうすれば良いのか、エヴァンは仕方なく大好きな人との関わりを初めからなかったことにします。そして、数年後街中ですれ違う2人。流れるオアシズの歌。良い終わり方だと思いました。個人的に最後の場面で、君、どこかであったことあるかな?良かったらお茶でもどう?という終わり方にしないところが好きです。この終わり方は別のエンディングとしてあるらしいのですが、うーん、それでも良いのかもしれないけど、やっぱり人生そんな上手くはいかないから、あそこで最後ハッピーエンド!2人は幸せに仲良く暮らしました!だと結構人生やり直し効くな〜、で終わってしまうと僕は思うのです。そうするとテーマ性に欠ける気が…。だからこのエンディングは良かったです!うまく最後を閉められていました!オアシズの歌もエンディングにマッチしていてより魅力的なエンディングにみえますしね。
原作ありますが、脚本も演出も良かった。
僕は伏線が綺麗に張られているのが好きなのですが、この映画素晴らしいです。評価高いのも頷ける。演出も過去に戻るシーンとか、現実にあり得ないことを描写するというのは難しいところですが、うまく非現実さを描写できてました。
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