「エヴァンの人類補完計画」バタフライ・エフェクト 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
エヴァンの人類補完計画
2005年公開作品
初鑑賞
サブスクなし
TSUTAYAレンタルDVD
監督と脚本は『ヘル・フィールド ナチスの戦城』のエリック・ブレス
監督と脚本は他にJ・マッキー・グルーバー
粗筋
短時間の記憶を失ってしまうエヴァンは心理療法士の勧めで7歳から日記をつけ続けた
幼馴染のトニーとケイリーの父親ジョージは変態だった
13歳になったエヴァンはある日トニーとケイリーとデブのレニーと一緒に他人の家のポストにダイナマイトを入れる悪戯をしてしまい大惨事に
大学生になったエヴァンは疎遠になっていたケイリーが自殺したことを知る
自分の日記を読むとタイムリープできることを知ったエヴァンはケイリーを救うため過去に戻る
ジョージにケイリーに対する虐待を辞めさせることに成功したが今度はケイリーの兄トニーに虐待するようになった
13歳のエヴァンは飼い犬をトニーに盗まれ焼き殺されてしまう
トニーは刑務所入り
トニーは出所しエヴァンと再会するが双方のトラブルから殺されてしまう
逮捕されたエヴァンは刑務所入り
牢獄で日記を読むエヴァンは再びタイムリープで過去に戻った
トニーを刑務所送りにしないため犬が入った袋を破る刃物のようなものをレニーに渡したエヴァンだったがなぜかレニーはトニーを背後から刺し殺してしまう
レニーは精神科病院に入院しケイリーは酷いアバズレになっていた
ケイリーのアドバイスに従い三再び日記を読みタイムリープ
ダイナマイトの被害から親子を救うことに成功したエヴァンは両手を失い車椅子生活をしていた
母はショックでヘビースモーカーになり末期の肺ガン患者に
ケイリーと太っていないレニーは恋人同士になりトニーは慈善活動家になっていた
結局どう転んでも誰かが不幸になることを知ったエヴァンは7歳の頃に戻りケイリーに暴言を吐いた
ケイリーはエヴァンの近所に住める父との生活を辞め離婚した母との生活を選んだ
日記を焼く五体満足のエヴァンとその隣に太っていないレニー
社会人になったエヴァンは街で久々にケイリーと再会する
一般の映画ファンには好評でその後シリーズ化されこの作品と合わせて3作制作された
しかし批評家には総スカンを喰らった
たしかに矛盾点は多い
企画段階では面白かったかもしれないが脚本が良くないと言えばそうかもしれない
しかしタイムリープなんてSFなんか起きておらず全てエヴァンの妄想だとしたらどうだろう
矛盾しているのは当然だ
エヴァンが7歳の頃にケイリーに暴言を吐いたその日から学生までのあの記憶が全てフェイクであり彼女そして自分自身に対する懺悔なのだ
たぶん
役者名は知らないがヌード姿の女性が登場する
ガールフレンドのケイリーとイチャイチャしたあと部屋を出てシャワー室に向かったエヴァンだが廊下には若い女性がわりといた
おそらく大学の女子学生寮なんだろう
幼馴染3人のそれぞれの変わりっぷりが面白い
DVDではボーナストラックとしてボツ?になったエンディングが2パターン鑑賞できる
『僕だけがいない街』はこの映画に影響を受けたのだろうか
こっちはあっちと違いバッドエンドではないけど
サブスクの普及でレンタルビデオ屋が激減した
アメリカではアラスカ州以外消滅したらしい
日本も同様の運命を辿るかいえば疑問が残る
TSUTAYAでは扱っているのにサブスクでは配信されていない名作はわりと数多くあるからだ
ジブリアニメ(最近『火垂るの墓』のみNetflixで鑑賞できるようになった)
伊丹十三監督作品(YouTubeで違法uploadされている作品はあるらしい)
北野武監督作品(最新作『Broken Rage』は観れる)
松本人志監督作品(迷作か)
名探偵コナン(新作映画が公開される期間限定でサブスクでも鑑賞できる)
荒野の用心棒(続編は観れるのに!)
キック・アス(続編は観れるのに!)
八甲田山(サブスクは我々を見放した!)
タイのアクション映画(!!!!!!!!)
などなど
理由はわからない
配役
大学生のエヴァンにアシュトン・カッチャー
エヴァン(13歳)にジョン・パトリック・アメドリ
エヴァン(7歳)にローガン・ラーマン
幼馴染のケイリーにエイミー・スマート
ケイリー(13歳)にアイリーン・ゴロヴァイア
ケイリー(7歳)にサラ・ウィドウズ
ケイリーの兄のトミーにウィリアム・リー・スコット
トミー(13歳?)にジェシー・ジェイムズ
トミー(7歳?)にキャメロン・ブライト
幼馴染のレニーにエルデン・ヘンソン
レニー(13歳)にケビン・ジェラルド・シュミット
レニー(7歳)にジェイク・ケーゼ
エヴァンの母親のアンドレアにメローラ・ウォルターズ
ケイリーとトミーの父親のジョージにエリック・ストルツ
エヴァンの囚人仲間のカルロスにケヴィン・デュランド
心理療法士のレッドフィールドにナサニエル・デヴォー
