劇場公開日 2005年5月14日

「【類稀なる練り込まれた脚本に支えられた傑作。大切な女性の幸せを願う、切ない恋愛映画でもある。】」バタフライ・エフェクト NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【類稀なる練り込まれた脚本に支えられた傑作。大切な女性の幸せを願う、切ない恋愛映画でもある。】

2020年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

 ー 2000年代に製作された映画の中でも、息の長い人気を誇る映画の一本であるのは、万民が知っている事。ー

 ・今作を初めて劇場で観た際の”度外れた衝撃”は忘れ難いし、今では皆が知っている”バタフライ理論”を知ったのも、この映画であった。

 ・映画冒頭のシークエンスからの、エヴァン(アシュトン・キャッチャー)が、父親から引き継いだ”能力”を必死に活用しながら、より良い状況を生み出そうとする”日記”をキーにした時空を行き来しながらの、奮闘する姿。(両腕が亡くなったり、監獄にぶち込まれたり・・)

 ・映画の内容は多くの方が記されているので言及する積りはないが、矢張りラストシーンは、”オリジナルバージョン”を支持したい。

 ・”お互いに知らない筈”のエヴァンとケイリーがお互いビジネスマンとして成功しているだろう風体で人々が行き交う街路で、擦れ違う際に、”一瞬だけ”振り返るシーンは忘れ難い。

 ・この映画は優れたタイムスリップ&パラレルワールドムービーであるとともに、恋愛映画としても極上品であることは間違いないと思うのである。

<2005年5月 劇場にて鑑賞
 その後、時折DVDにて鑑賞:某レンタルビデオ店では、いつ行っても”貸し出し中”であると、一緒に働く仲間が言っていた。本当であろうか?>

■蛇足
 アシュトン・キャッチャーは今作後、作品に恵まれていないのか、本人の意思なのか分からないが、記憶にあるのは”スティーブ・ジョブス”(私は面白く観賞したのだが、評価及び興行的にも芳しくなかった記憶がある。)位である。
 このまま、ベンチャー投資家として進んでいくのであろうか・・。

NOBU
pipiさんのコメント
2021年6月23日

おはようございます〜。
バタフライ繋がりで、某作品のレスコメ、こちらにさせて下さい。

私もあまりの酷評に首を傾げ、普段見ていなかった他の映画レビューサイトを確認してみましたが、軒並み評価は星1つ多いんですよね。
映画comって国語読解力的なリテラシーは大丈夫なのかしら?と、日本人の理解力、解釈力が妙に不安になってしまいました。
ま、ここだけの話という事で(汗)

pipi
レモンブルーさんのコメント
2021年6月21日

NOBUさん この映画は当時 娘が傑作だと言うので観たのですが、本当に衝撃的に素晴らしかったです!私も、ラストはオリジナル版です!タイムトラベル(マシンで移動)物では BTTFが一番で、タイムリープ(道具無しに時間移動)物では 今作が一番だと思ってます!

レモンブルー
kossyさんのコメント
2020年3月15日

NOBUさん、いつもありがとうございます!
タイムトラベルもの作品を鑑賞するたびに、この作品を超えるかどうか、BTTFを超えるかどうかという点で見てしまいます。
00年代NO1のタイムトラベル作品ですよね~

kossy