劇場公開日 2005年11月19日

Jの悲劇のレビュー・感想・評価

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3.5007以前のD・クレイグが繊細な演技を披露

2020年4月30日
PCから投稿

『つぐない』や『追想』の原作者、イアン・マキューアンの小説の映画化で、独特の不穏な空気を持ったストーカー映画。サイコ・スリラーとも言えるし、でもスリラーというような事件なのかも微妙な線を付いてきていて、倫理観がちょっとねじれた変な映画を観た、という印象が強い。主演は007になる前のダニエル・クレイグ、クレイグ演じる作家のストーカーにリス・エヴァンス、クレイグの恋人役がサマンサ・モートン、ビル・ナイなんかも出ていてキャストはかなり豪華。007以前のクレイグって過小評価されていた気がするが、本作ではかなり繊細な演技をしていて、007を卒業した後のクレイグのキャリアを占う意味でも、観ておいて損はないと思う。

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村山章

3.0頭文字がJで始まる人はみんな悲劇に見舞われる。日本人でいえば淳子さんや純一郎くんがそれにあたります。

2024年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 冒頭から衝撃映像!気球に取り残された少年を助けようと、数人の男女が気球に捕まったりロープを引っ張ったりしますが、突風にあおられて浮上してしまう。助けようとした一人、医師のジョンが上空まで宙ぶらりんとなって墜落死してしまうのです。

 彫刻家の恋人をもつ大学教授のジョーは「ジョンを救えなかった」と悩みトラウマとなってしまい、同じく救おうとした男ジェッドが彼のもとへ現れる。同じトラウマを持つ者同士が、傷を舐めあうような内容だと想像していたのに違っていました。ジェッドは執拗にジョーの前に姿を現し、ストーカー行為に及ぶようになるといったストーリーです。

 Jの頭文字を持つ3人。悲劇というくらいだから、もうドロドロ・・・男女カップルよりもゲイのほうが一途な愛なのか、執拗さも度を過ぎてしまったのでしょう。でも、ストーカーの恐怖はそれほど沸き起こりませんでした。ずっと“なぐさめあい”だと思っていたし、途中から「俺は神だ!」みたいなこと言ってましたから。

 もしかすると、ジェッドはジョーの妄想か?!とか、自分がストーカー行為をしてるんじゃないか?!とか、真犯人は他のJだ!などと、観てる方がわけのわからぬ妄想に駆り立てられそうになりました。なんだか最後には体を張っていたので、現実を取り戻せてホッとしました。ジョンの遺族についてもスッキリしましたし、エンドロール途中に出てくる映像によって、「ふふふ、やっぱりな・・・」とサイコ映画好きを満足させてくれる映画でした。

【2007年1月映画館にて】

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kossy

0.5タイトルなし

2020年10月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI