「ナタリー・コール、エルヴィス・コステロ、シェリル・クロウ、ダイアナ・クラール、アラニス・モリセット、ロビー・ウィリアムズと豪華なゲスト陣。」五線譜のラブレター DE-LOVELY kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ナタリー・コール、エルヴィス・コステロ、シェリル・クロウ、ダイアナ・クラール、アラニス・モリセット、ロビー・ウィリアムズと豪華なゲスト陣。
男へと女への愛情は別のもの。ベネチアへと新婚生活の拠点を移し、スランプもあるが夫婦二人三脚で乗り切り、夫のゲイ癖も許容して彼の成功だけを願うリンダ。なかなか勝気で、誇りが高い。関係が崩れそうになったときには「ナイト・アンド・デイ」。オープニングから始まった「エニシング・ゴーズ」ですでにハートを掴まれていたので、音楽にはのめり込めました。
元々は裕福な家庭に育ったコール・ポーター。夫婦仲も純粋であるように見えて、金で割り切れることができるようになったのかもしれない。裕福すぎて見えなくなった愛。夫婦の葛藤の最中にコールが落馬して足が不自由になる・・・ピアノのペダルが踏めない!
20回以上手術をして、ペダルを踏めるようになったのは数年後。その間の作品は酷評されるもののハリウッドに呼ばれたコール。夜も昼もが大ヒット。
リンダが病死したことを契機に、コールは右足を切断する。これもリンダへの思いやり。かなり痛い話だけど、その後のピアノの弾き語りによって、愛の深さが伝わってくる。
音楽が好きなので満点評価になるかと思ったけど、作り方がそれほどでもなかったような気がした。舞台を指導して回想を繋げる手法はそれほど珍しくないけど、もっと順撮りのほうが感情移入できそうな・・・
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