少林寺三十六房のレビュー・感想・評価
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70年代を代表するクンフー映画の傑作!
小中学生の頃、一大ブームを巻き起こし夢中になって観たクンフー映画、中でも本作はかなり上位に位置する名作の1本
主役のリュー・チャーフィーさんがとても凛々しく、ストイックなストーリーも相まって作品自体とても硬派な印象です
クエンティン・タランティーノ監督もリューさんに魅了され、ラブコールの末、彼の監督作"キル・ビル"に出演してもらったのも頷けます
35房あるユニークな修行の数々、それを主人公(実在の人物とされる劉裕徳がモデル)が実戦に生かす描写がとても面白い
そしてなぜタイトルが"36房"なのかは最後にわかります
クライマックスは竹やぶでの苦行の末に生み出した三節棍を使っての高僧との肉弾戦&敵との死闘という鳥肌もののストーリー展開
何度観てもシビれます!
カンフー映画を見たのは久しぶりなのだが、 カンフーってやっぱりかっ...
カンフー映画を見たのは久しぶりなのだが、
カンフーってやっぱりかっこいいね。
三節棍ってこの映画が最初?
もっと昔からある武器?
映画好きの人から、この映画のカンフーの修行風景の独特さや、
中国語バージョンと、日本語吹き替えで使われている音楽の違いなど
見どころを教えてもらってから見たが、
日本語バージョンで使われる音楽のドラマティックさいいね。
当時はどういういきさつで音楽の編集がおこなわれたのだろう。
カンフーの歴史を感じる素晴らししい作品です。
修行で成長していく姿見ごたえあります。
ジャッキーチェンやリーリンチェンとの比較は、少し可哀想とは思いますが。
清朝の圧政に対抗する為、少林寺でクンフーの修行をした僧の闘いを描く物語。
子供の頃に劇場公開された作品でしたが、直前で公開された「少林寺」の二番煎じの印象が強く、鑑賞しなかった作品です。
ただ、製作自体は「少林寺」より先だったんですね。
肝心のクンフーアクションは流石と感じましたが、ジャッキーチェンやリー・リン・チェンと比較すると、迫力や面白みに欠けると感じます。
ストーリーは「少林寺」と似通っていますが、歴史的に清朝打倒出来ないわけですから、カタルシスを感じにくいラストも残念。
私的評価は、やや辛めの標準点です。
【タラちゃんも大好き!。本格カンフー映画の元祖的作品。それまで、俗世間との交わりを断って来た少林寺での、清朝の義士三徳の各房での訓練方法が、斬新だった作品。】
ー少林寺(シャオリンスー)は、発足当時から中国の歴代王朝及び俗世間とは隔絶した存在であった。その少林寺をメイン舞台とし、前半は、明に滅ぼされた清の義士達が明のティエン将軍を筆頭にした、タン・サンヤオ、チェン将軍達に、惨殺され、命からがら少林寺に逃げ込んだ三徳(サンダ)が驚異的な身体能力を発揮し、少林寺拳法を身に着け、仇を討つ物語。ー
■今作の見所
・香港カンフー映画の正統的流れを受け継ぎながら、三徳(サンダ)(リュー・チャーフィー)が、少林寺の35房から26房までの肉体基礎訓練を25カ月という最速記録でマスターし、更により実践的な訓練を各房で積み、5年で35房での訓練を終えるのであるが、その訓練課程が観ていて、非常に面白い。
食事をするために水に浮かべた丸太の束の上を渡る35房から始まり、”それは痛いでしょう・・”という頭を鍛える房や、木魚に合わせ目の鍛錬をする房など、観ていて飽きない。
・そして、35房を制覇した三徳(サンダ)の前に立ち塞がる(と言っても、愛ある試験官)戒律院住持との闘い。三徳(サンダ)は、一度は敗れるが、二度目に竹林での修行時に思いついた”三節棍”にて、戒律院住持の双剣を封じ、36房設立を願い出て、世に下り見事に仇を討つ。36房とは、民衆に少林寺拳法を広める意味合いを持った房だった・・。
<戒律院住持役の方を始め、出演者がカンフーの達人ばかりで、カンフー技の見応えが抜群である作品。
主役を務めたリュー・チャーフィーがタラちゃんの「キル・ビル」で活躍した事は、余りにも有名である。>
リュー・チャーフィー最高!
ジャッキーチェンの映画スタイルと同様、最初は弱かった主人公が修業によって成長し、めちゃめちゃ強くなるというのが見てて気持ちいい。
リュー・チャーフィーの操る三節棍が、カッコよ過ぎる‼︎
様々な修業も、とても見応えがあり、カンフー映画の中では一番好きです。
“ただのアクション映画”ではない深み
極悪非道な振る舞いの前では、学問は何の役にも立たないことを痛感した主人公が、拳法の道を志し、修行を重ね、親や友人たちの仇をとる。悪人を倒す正義の描写よりも修行の過程の方に重点が置かれていて、主人公が心身共に強くたくましく成長していく様が大切に描かれていると感じた。
途中、これが何の役に立つのか…と首を傾げたくなるような修行もあったが、終盤にはそれらの技を使ったアクションシーンもあり、厳しい修行の成果が見えて納得。
ワイヤーアクションやCGに頼らない生身の人間同士から繰り出される技の数々は見とれてしまうほど美しく、キレの良い立ち回りは爽快である。
少林寺と言えば・・・。
三十年前とは言え、当時以降の格闘文化に
多大な影響を与えた作品と言えよう。
端から見れば、意味があるのか、解らない
様々な修行の場面は神秘的な、少林寺の
象徴でもあった。
三十五房の修行部屋。
いまでも心に残るこのアイデア。
何度見ても面白い。
変てこな修行ネタが見せ場
総合60点 ( ストーリー:25点|キャスト:60点|演出:50点|ビジュアル:65点|音楽:60点 )
正義と復讐に燃える若者が少林寺に潜り込んで修行をして強くなって悪を倒して復讐をするという、昔ながらのありふれた中国功夫時代劇である。そんな物語は都合が良すぎてとても陳腐だし、やっている修行はこんなものが一体何の役にたつのかという馬鹿げたものも多いし、戦いの場面はやたらとゆっくりしているし、当時としては真面目に作ったのかもしれないが現代的視点から見ればB級要素がいっぱい詰まっている。少林寺というものを絶対的正義と強さの場として神格化して、そこで数年を真剣に修行して過ごせば何とかなるというのは鉄板ネタであり、そこに変てこな修行ネタと修行房という設定を持ち込んだのが本作の独自性であり注目点といったところ。
なつかしいっす!
この『少林寺三十六房』、私の小学生の頃の大ハマり映画です! たぶんテレビでよくやってたのかなぁ? 見るシーン、見るシーン、あぁ、これだった、これだった、って感じで、懐かしかったぁ! なんだか知らないけど、怪力鍛冶屋にハンマーの使い方を教えるシーンが、ずっと印象に残ってるんですよぉ。「柄を使うんだ!」ってね。
小さい頃に見て、この映画ぐらい印象に残ってるたのは、あとは『マッドマックス2』と『ポセイドン・アドベンチャー』とかかなぁ。こうやって、昔感動した映画を見直すのって、なかなか楽しいですね。
久々に、いろんな武器、欲しくなったっす!
しょ〜りん ふぁ〜いた〜♪
サンダが三十五房を1つ1つクリアしていく修行シーンが最高に面白い。
例えば、腕力房は両腕を水平に伸ばし水の入った桶を運ぶんだけど、腕から脇腹に向けて剣が付けられているので、疲れて腕が下がるとグサッ!
眼力房は、眼力を鍛える為に両耳の横にお灸があり、動く物体を目の動きだけで追うのだが、つい顔も動かしてしまうと、お灸にジュッ!
頭力房は、頭にたんこぶ作りながら、ひたすら砂袋に頭突きかますなど...三十五房全部の修行シーンが見たいと思う位面白い!
他の少林寺映画にも出てくる僧がなぜ強いのか?
合理的な超人養成システムを紹介する本作を観ればわかるでしょう。
これらの鍛錬が、後の清朝打倒の味方探しや戦いに活きてくるところや、タイトルは三十六房なのに三十五房しかないのが、主人公の成長と共にラストに三十六房として結実する見事な演出など、少林寺映画の中では一番好きな作品です。
追記:本作の修行シーンを変てこと書いている輩がいるが、中国製作の「少林寺」以前まで内部が極秘だった少林寺の修行シーンは当然製作者側の創作です。
だが、今でも伝説となっている実在の武術家達は、ここで描かれている修行シーンにも負けず劣らずのキガイじみた修練を経て達人や拳聖と呼ばれているのです。
それを忠実に映像化すれば、危険だが地味な画となり一般人には全く面白味の無いものとなるでしょう。
例えば、砂袋に頭突きを毎日数千回やっている空手団体があり、それをわかりやすく映像化したのが、頭力房での頭上の砂袋をジャンプして頭突きするシーンであり、限界を超えてまで腕立て伏せをやるために、胸の下にナイフを設置した空手家もいるが、これは腕力房の脇にナイフをつけて水桶を運ぶシーンに通じるものがあり、凡人を超えるには命懸けの修練が必要という武術の本質を、娯楽要素を失わずに描いているのです。
凡人以下のレベルでは馬鹿げてると見えるのも、本質が理解できないから仕方無いかも知れないけど(笑)
あと、格闘シーンがのろいってのも、受けや攻めの技を1つ1つしっかり見せようと意図的にやってるんだけど、遅いかどうかの違いもわからないんだろうなぁ(笑)
カンフー映画の傑作
時代背景とかはまったく分からなくても楽しめる
正義に燃える主人公が少林寺で修行を積み強くなり勝利する。
場面の転換が唐突であったりするのは
この手の中国映画のお約束なので気にしない
少林寺における修行の様子が事細かに描かれており
そのシーンだけでも面白い、どこぞの少年漫画も見習うべき
強くなっていく過程が納得のいくものであるがゆえに
勝った時のカタルシスが素晴らしい
痛快なカンフー映画である
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