父、帰るのレビュー・感想・評価
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まとまりがよくて観やすい
同監督の「裁かれるのは〜」を観た時に余り強く印象に残らなかったので若干敬遠してた本作だが、これはとても良かった。
12年ぶりに現れた父と、二人の息子の小旅行。基本的に子供目線で展開。映像の一つ一つが凝っていて綺麗だし、各キャラの構成バランスも良い。
最後までニクい演出だった。
今は亡き親父を思い出す。
何者
観ていて、イライラ、ムカムカ、ハラハラするような映画だった! いい意味で‼︎
感情にさざなみ立ててくるような映画でした。
あのロシアの風景に、何もない真っ平らな風景に、なんとも言えない焦燥感のようなものを感じて、風景ですら、胸がムカムカするような映画でした!良い意味で‼︎
父、何者なんだ!?
もう、その一言に尽きるかな(笑)
弟の分からず屋具合が、自分の幼い頃を見ているようでほんとにイライラしてしまった(笑)
父親の役割が、かなりデフォルメされて描かれているなと感じました。
お母さんが優しくただ包み込むという役割ならば、父は厳しくも生きて行く術を言葉少なに教えるのかもしれないですね…
でも、やっぱり、父、何者なんだ!?笑
後半やっつけ仕事みたいな感じだったから低評価です。
シンプル過ぎる。描写が欲しい。
人を選ぶ映画だと思う。自分には合わなかった…解釈力が足りなかった…
作品の中で作品が完結していないしのが一番の不満点。そういう作品はむしろ好きだけど、あまりにも描写不足で、シンプル過ぎる。事前知識として、当時のロシアの時代背景や父親のあり方が分かっているなら面白いかも…メイキングを見てやっと解釈できる映画だった。
いきなり父親が12年ぶり帰ってたのに、息子たちには、「久しぶり」の一言。それに笑顔も見せず、喜んだ様子は全くない。普通なら(日本なら)もっとよろこぶハズです。そりゃ子供たちは素直に喜べないでしょう。いきなり帰ってきた男が父親だなんて、母親が言っても実感がないし…
では、なぜ父親はこうも再開を喜ばない?
いきなり旅行に行くといいだす。まぁここはわかる。久々にあったんだし、子供達と接しやすし…とおもったら、平気で顔叩くは、殴るわ、置き去りに何回もするわ……なんで?なんでそんなに息子たちに冷たく接するの?
…というのが作品の2/3を占めます。これらの疑問は、ロシアの事前知識を知っていないと、メイキング映像を見ないとわかりません。明らかに描写不足。そういうロシアの事情を描写してくれたらよかったと思う。
1/3はなかなか良かった。兄が父親をみて成長し、弟に父親のように命令し、父親の教えを応用したり…
ラストの方で、弟がいきなり父親を父親と認めたのがなぜかわからない。ここも描写不足だと思う。
そして、ラストシーンの写真。解釈できない。父親が撮影していたのかとおもったら、自撮りがあったので違った。前者だったら、解釈しやすかった…
やっぱり、シンプル過ぎる映画だったとおもう。「息を呑む結末」だったかもしれないけれど、「感動」は全くしなかった。
こういう映画もありだと思う
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