バレエ・カンパニーのレビュー・感想・評価
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バレエ・ダンサーたちと一緒にボウリング!
バレエのことなんてわからない。上手い、下手という評価も、芸術性が高いかどうかといった評価もできません。
こうやって最初から投げてかかると、意外と面白く見ることができる。完全なドキュメンタリー映画じゃないのにも関わらずストーリーはほとんど無い。しかし、画面に集中してしまう魅力がこの映画にはあるのだ。アメリカでは名門のバレエ・カンパニーなのだが、クラシカルなものに拘らない創造性、そして映画俳優を何人か生み出していることのフレンドリーさがいいのかもしれない。
また、映画のサブテーマではないかと思わせるほど聞こえてくる“マイ・ファニー・バレンタイン”が哀愁を帯びていて心地いい。嵐の中、オープンエアでの舞台ではピアノとチェロのジャジーなバージョン。ジョシュとのロマンスでは、男性ボーカル、女性ボーカルのバージョン。そして、エンドロールではクラシカルなアレンジのバージョン。と、計4つのバージョンが楽しめた。
やはり残念なのは、各エピソードが全て尻切れになっていて、欲求不満が少し蓄積され、“青の蛇”のステージも・・・少しでもストーリーが欲しかった。最初の嵐の中の公演をラストに持ってくれば・・・などと考えてもみたけど、すると一番面白いクリスマス・パーティのシーンが生きないし・・・
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