トスカーナの休日のレビュー・感想・評価
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人生の岐路🌻
原作は、フランシス・メイズの小説
『UNDER THE TUSCAN SUN」
世界的ベストセラー
「イタリア・トスカーナの休日」の映画化
ダイアン・レイン主演作品(2004年公開)
突然の離婚で、人生の岐路に立たされた
作家のフランシス(ダイアン・レイン)は
妊娠した友人のパティー(サンドラ・オー)の
代りにイタリア トスカーナへ
傷心旅行中
売り物である 築300年の家
「BRAMASOLE」ブラマソーレ
(太陽に焦がれるもの)に魅せられ購入。
時間をかけて古い家の修理工事を進行中
個性ある職人達や地元の住人との交流で
心癒されてゆくフランシス
偶然、出会った男性との恋で
自分再発見したり
若い恋を応援し 絆が生まれ
自分の願いを叶えたり
美しいトスカーナの風景も素晴らしく
コルトーナ市や、
周りの建物もステキなの
コルトーナは、ひまわり畑が綺麗で
映画の冒頭で、大きく
「ひまわり」🌻が映し出されるのも印象的。
トスカーナへ旅行したくなりました(^^)/
旅した気分
トスカーナの自然が心に染みる!
ダイアン・レインがトスカーナに溶け込む
離婚の痛手を忘れるために訪れたイタリアのトスカーナ地方の家を購入し、新しい生活を始めるアメリカ女性の人生の再生を描く。女流作家のアメリカンライフスタイルとイタリアの片田舎の牧歌的スタイルの対比には、成功から安らぎへの人生観の変化があり、都会の喧騒に疲れた者の理想に違いない。資金に余裕があれば、言語や食べ物の障害を乗り越え、新たな恋愛を見つける機会もあるだろう。そんな夢の実現を、ダイアン・レインは充実した表情と演技で見せてくれる。ラストの結婚式で装うドレス姿が美しい。
演出にフェデリコ・フェリーニへのオマージュが幾つかあった。「甘い生活」の噴水シーン、「アマルコルド」のニーノ・ロータ風音楽にタバコ屋の豊満女性と、台詞にもカビリアが出てくる。監督の趣味は解るが、一寸遣り過ぎではないか。ポーランドからの出稼ぎは、この時代を象徴する。
「リトル・ロマンス」でヴェネチアを訪れた少女期のダイアン・レインは、大人の女性になってトスカーナの豊かな自然の景色に溶け込んでいる。
風景は綺麗けどね
奮闘要素がもう少し欲しい
人生のリフォーム!
外国の田舎で再出発
総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 )
離婚して生活に行き詰って偶然イタリアに行くことになって衝動的にそこに住むことにした中年女性の行く末を、イタリアの田舎の魅力を背景にしておかしく暖かくもときに厳しく描く。現実では何もわざわざ変化のためにここまでする必要性は薄いのだけれども、時に人には何かきっかけが必要だ。主演のダイアン・レインが好演。
美しい風景やのんびりとした生活があり、イタリアの文化と建物と食を美しく劇中に登場させていて、視聴者目線でもいかにも外国に来ていますという気分にさせてくれる。一方で、彼女の孤独な生活がイタリアに来たからといって急に変わるわけではない。だが徐々に新しい関係が出来て積極的になって自分自身を変える姿は前向きだし、周囲で起こる子供の誕生や若い二人の恋愛は新鮮で微笑ましい。ありがちな内容ではあるけれど、異国の地で環境にゆっくりと馴染んでいきながら新しい生活を確立していく姿に好感が持てた。友人のパティ・恋人になる若者二人といった脇役たちも良かった。
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