オアシス(2002)のレビュー・感想・評価
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凄い 凄過ぎる!!!!!!
こんな表題つけておいて申し訳ないが、何の前知識もなく、ただ観てほしい。
前科三犯で、家族も匙を投げる愚かな男と、彼(の兄)が起こした交通事故で父親が死んだ脳性マヒの娘の、出会ってから数週間だけの話。
ただ観てほしいのですが、自分も感想書きた〜い!以下、先入観を与えてごめん!
凄い、凄い、凄〜い!
気が晴れるシーンは合計しても10分あるだろうか? 主人公に魅力はちっともなく、かったるいシーン、気が重くなるシーンがほとんど。
それなのに、どうして心こんなにが揺さぶられるのか。終盤の木の上のシーンは、もうロミオとジュリエット。これだけ違った環境でそれをちゃんと感じさせる。凄い絵作り、まさに映画の力だ。
今まで、ロミオとジュリエットが、なぜ世界的にウケるのか全くわからなかったが、本作を観てわかった気がした。なるほど、世界の中でふたりだけがわかっていることがあるってのは、悲劇でありながら、そこには救いもあるのだなあ。
好きな映画か、と聞かれたら頷けないが、いい映画か、凄い映画かと聞かれたら、自信を持ってハイと答える。この映画「オアシス」は、観るべき映画です。自信を持ってお勧めします。
伝わらなくてごめん。でも観てください。かったるかったり、いやな気持ちになるかもしれないけれど、最後まで観てください。「オアシス」というタイトルの意味も、観終わってから伝わってくると思います。
やはり面白い
前に日本で公開されたときに観て以来2回目の観賞。
前科者のジョンドゥと障害を持つコンジュの、周囲から厄介者とされてきた二人が次第に心引かれていくストーリー。
4回コンジュが健常者として出てくるシーンはやはり泣いてしまいます。
彼らにとっては辛い現実よりも、恋人として楽しく会話しているこちらがリアルなのだと気づかされます。
あと、2回目を観るまでは悲劇的なラストだったと記憶していましたがそうではなかった。
イ・チャンドン監督の映画には光が印象的な使われ方をしますが、イ・チャンドン映画の中で光は希望を表していると思います。
その光が差し込んだ部屋でコンジュはジョンドゥの手紙を読み、 彼が出てくるのを待ち望んでいるように掃除をしているラストは非常に希望に満ちたものでした。
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