「ハッピーエンドととらえた」オアシス(2002) ekmekさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドととらえた
一生、他者と深く気持ちを通わすことのない人も少なくないのに、この二人は互いに交信できる相手ができた。
多くの人の考えるしあわせな末路にならないかもしれないが、思い出せる人、思い出せる楽しい時間、待ち遠しく思う人の存在を持てて、生きた甲斐があったというものでは。誰でも経験できることではないから。
トーンや状況や他の登場人物の心根が一様に薄暗いから、かえって二人の無邪気さが救いのように光を放って感じられた。こんな映画があったんですね。
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