「やはり面白い」オアシス(2002) おおつさんの映画レビュー(感想・評価)
やはり面白い
前に日本で公開されたときに観て以来2回目の観賞。
前科者のジョンドゥと障害を持つコンジュの、周囲から厄介者とされてきた二人が次第に心引かれていくストーリー。
4回コンジュが健常者として出てくるシーンはやはり泣いてしまいます。
彼らにとっては辛い現実よりも、恋人として楽しく会話しているこちらがリアルなのだと気づかされます。
あと、2回目を観るまでは悲劇的なラストだったと記憶していましたがそうではなかった。
イ・チャンドン監督の映画には光が印象的な使われ方をしますが、イ・チャンドン映画の中で光は希望を表していると思います。
その光が差し込んだ部屋でコンジュはジョンドゥの手紙を読み、 彼が出てくるのを待ち望んでいるように掃除をしているラストは非常に希望に満ちたものでした。
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仮面貴族さんのコメント
2019年3月31日
コメントありがとうございます。偉そうなこと書いてすみません💦
ただ、コンジュが鏡で遊んでいる際に、光が鳩(?)や蝶に変化するので、希望とか肯定的なイメージとして表されていると思いました。