ロード・オブ・ザ・リング3部作 スペシャル・エクステンデッド・エディションのレビュー・感想・評価
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自分が大人になったことを実感した買い物
DVDを購入したスペシャル・エクテンデッド・エディショントリロジーBOXセット12枚組。
かなり追加シーンがあると聞き、流石に冗長になるかと思ったら、結構重要なシーンもあったりして、お値段以上に楽しかった。本編も長いが特典映像が大量にあってどれだけ観ても終わらない。
コロナ禍初期に久々に観たが、時間を忘れて観続けてしまった。
それでも原作から落としてあるエピソードはあるらしいが。
映画館でぶっ通して観たい!
疲れるけどどっぷり世界に浸れる12時間。全体を通しても戦争スペクタクルで胸が熱くなりエルフたちに心癒される。途中、腹が減ってくるので“レンバス”があればな~と思う。『トールキン 旅の始まり』を観た後では作者の戦争に対する怒りも伝わってくるし、一つのことを成し遂げることの難しさや仲間の大切さが伝わってくる。
また、通常版よりもゴラム=スメアゴルがクローズアップされていたような気もするし、元が普通のホビットだったと考えると人間的であり、ファンタジーとしての指輪も現実には金銭欲の象徴だったかもしれないし、人生を狂わせてしまい、二重人格の精神的疾患も二次的産物だったのだろう。
最も感じたのは、オークは別としても人種差別がないこと。互いに平和の均衡を保つ術を持っていたに違いないし、寿命の点でも長寿の人種ほど穏やかで平和的だった気がする(サウロン、サルマンは別として)。アラゴルンが87歳、ビルボ・バギンズは111歳、ガンダルフは人間の300世代分生きているし、エルフにいたっては不死だ(戦争では殺される)。そして、人間の欲深さも描かれていた。
6月にイアン・ホルムさんが亡くなったことで、最後のシーンにはまた涙・・・
深みを増した壮大なる叙事詩!
"ロード・オブ・ザ・リング" 三部作の特別版。
WOWOWシネマで三部作連続鑑賞(字幕)。
原作は未読です。
総上映時間約12時間…1日の半分を費やして観終わった後の、達成感と心地良い疲労感たるや、体感した者でないと分からないであろう喜びに満ち満ちていました(笑)。
多くの未公開シーンが追加されたことで人物描写に深みが増し、物語にさらなる奥行きをもたらしていました。まさに壮大なる叙事詩だなぁ、と…。興奮と感動の連続でした。
そのことによって、中弛みが生じるのかと云えば、全然そんなことはなかったです。むしろ劇場公開版よりも物語がスッキリしているのだから不思議です…
いちばん驚いたのは、サルマンの最期を描いた追加シーンでした。確かに言われてみれば、「二つの塔」以降姿を見せていなかったことに気づかされました(笑)。
[余談]
魔法使いたちっめ、魔法殆ど使ってないような?
戦闘になっても、ガンダルフは剣と杖を振り回して、老体に鞭打ってフラフラになりながら一生懸命戦っていました。
魔法で敵を一気に蹴散らさないのはなんでなんだろう?
「王の帰還」のクライマックスで登場した大鷲の群れもそうです。最初から呼んでいたら、長い旅路を一気にモルドールの近所まで仲間たちを乗せて飛んで来れたのでは?
そんなことを言ったら身も蓋も無いし、物語としての面白さが無くなるのは重々承知なのですが…解せん(笑)。
魔法使いと云うよりも、賢者に近い立ち位置なのかも…
※修正(2022/09/04)
自分的史上No.1シリーズ
劇場版に多くの未公開シーンが追加され、さらに濃厚になったロードオブザリングシリーズ。魅力手なキャラが多いのですが、このSEE版はそれぞれのキャラが深掘りされていてさらに愛着がわきます。特にボロミア。旅の仲間に入り、指輪に固執していた理由や、様々なプレッシャーの中で葛藤する様が追加されてて、人間味が増してます。他、ファラミア、エオウィン、メリー、ピピンの追加シーン、サルマンの最期もありました。監督、スタッフ、キャストの作品への愛が感じられる名作です。ブルーレイが手頃な値段になったら買い揃えます。
劇場公開版を見たらこっちもチェックしよう!
劇場公開版のLOTRをみておもしろいと思った方は
是非、SEE版をみてください。
SEE版には、三部作それぞれに約30分、40分、50分もの未公開本編が追加された完全版の本編が収録されています。
時間などの関係でどうしても省かざるをえなった大事なシーンを見ることができ、
LOTRの新たな世界をみることができます。
2010、2011年にはプリクエルとなる、「ホビットの冒険」が公開予定なので、
ぜひ、その前に一度見てみてください。
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