しあわせな孤独のレビュー・感想・評価
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若きマッツ目的で鑑賞。 ドグマ95という制作ルールの映画を知らなか...
若きマッツ目的で鑑賞。
ドグマ95という制作ルールの映画を知らなかったので、序盤は自主制作映画?カメラの不安定じゃない?と思って調べたらそういう事だったんですね。
ストーリーに関しては、マッツそっちの道に進んじゃうから駄目だって!って念じてるのにどんどんハマっていってしまい、あまりのマヌケっぷり笑えてくる…。
娘がまた勘の良いことよ…。
誰の切ない気持ちはわかるから、物語のまとめ方は納得がいく方向で私としては良かった。
ドグマ映画の代表作の一つ
これがドグマ映画なのか。手持ちカメラのみで延々と語られていた。振れ込みでは、4人それぞれに感情移入が可能ということだったが、一旦事故に遭ったヨアヒムに感情移入するとどうしようもなくなった。身体が動かせないし、セシリとは別れるしかなさそうだし、絶望感のためか眠くなる一方だったのだ。セシリだともっと頭を使い、医師ニルスだと結構いい思いができたかもしれない。
日本で考えると損害賠償の問題や加害者側の悲哀などが重大なテーマになるはずで、こんなのんきなことはやってられないはずだ。実際はどうなんだろうか・・・
※「ドグマ映画」が気になる方は「ドグマ95」で検索してみてください。
タイトルを忘れて観て下さい
女性監督スサンネ・ビアの独特な映像世界。交通事故が切っ掛けで二組の夫婦関係が乱れ苦しむ姿を、重々しくなく説得力を持って描く。前半の描写力に比較して後半の盛り上がりが弱いのが惜しいが、固定されないブレの多いカメラワークが内容と合致して、他にない個性ある演出を見せてくれる。事故を起こした男の初めての浮気に自己を失うところなど自然だし、家族5人の細かい描写が理想的だった父親像を裏付ける。善人ばかりの大人4人が、それ故に苦しんでしまう皮肉が有るので、単なる通俗的な物語には終わっていない。タイトルの日本題名で損をしている。地味ながら、演出・演技・撮影は秀逸だ。
事故を通して、被害者・加害者それぞれの人生が周囲の家族をも巻き込み...
事故を通して、被害者・加害者それぞれの人生が周囲の家族をも巻き込みながら反転していく。
答えの出しようがない複雑な関係が役者の演技力で十分伝わってくる。鑑賞日:2015.1.31
「何かわかるなぁ…この感じ」
とても身勝手な男女の関係を描いた映画でその受取方で鑑賞した人の印象はそれぞれ違う筈です。
もう観たのはかなり前になるけれど確かドグマ作品だったと思うのだが、例によって色々な制約をこの作品の中で所々に粒子の粗いビデオ等を使っての感情表現に用いたりしているのが個人的にはかなりツボに嵌まってしまいました。
そのスクリーンに写る心の揺れ動きと鑑賞時期の自分との距離間がマッチしてしまい「あぁ!何か分かるなぁこんな気持ち…」と感情移入してしまったのものです。
批判を浴びても仕方が無い映画なので反論する気にはなりませんが採点は甘くなりました。
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