「ヒロインが魅力的」アンダーワールド いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインが魅力的
ヴァンパイアと狼男(ライカン)の決闘を描いた作品。古き時代のゴシックの世界観を出すため、色調をブルーに統一し、主要キャストをあえてイギリス人俳優のみでキャスティングしたらしいです。
怖さはなく、爽快なアクションや銃撃戦を楽しめる映画です。人間の姿で戦っておきながら、いざというときに怖い姿に変身する展開が、さらに面白さを出しています。アクションシーンは、特撮とワイヤーアクションを多様し、狼男はCGではなく着ぐるみでの撮影ということで、よりリアルさを求めたこだわりようで、それが功を奏したのではないでしょうか?
ヒロインのセリーン(ケイト・ベッキンセイル)の冷酷な性格でありながらのほのかな恋なんかも、よい味を出していますね。なんか煮え切らない恋みたいな。悪に立ち向かう強い美形のヒロインなんてのは、こういったゴシック系の作品ではヒットしますよね。
もちろんヒロイン以外の登場キャラも個性的で、ヴァンパイア側、狼男側ともにキャラ構成でも楽しめます。日光に弱いヴァンパイアは変わらずで、満月でなくても変身できる狼男ってのも弱点に不公平感ありますがね~。
結局のところ、悪は誰なのか?というどんでん返しもありながら、ヴァンパイアと狼男の両方噛まれてしまった新種登場など、単純に誰もが楽しめる映画でしょう。
コメントする