ほえる犬は噛まないのレビュー・感想・評価
全38件中、21~38件目を表示
面白かったけど犬めっちゃ可愛そう。犬好きには赤信号。
WOWWOWでポン・ジュノ作品が一挙放送されたのでポン・ジュノお祭りタイム開始。
ポン・ジュノ監督、パラサイトの前から追っかけてればよかった!独特の笑いのセンスがブラックだけど不思議と身近に感じてハマるわ。
暗く重たく説教臭くさくなりそうな社会問題を扱いつつ、エンタメとして面白く見れるうえに伝えたいであろう問題意識みたいなものが鑑賞後に残る。理想はこうだよねって形じゃなくて世の中こんな状態になっちゃってるよって突き付けてくる感じの嫌な後味が癖になるなる。
なんて言うんでしょ清濁併呑?が当たり前にある現実を否定しないとこ個人的に好感度上がりっぱなしです。
ただ、犬は本当に可愛そうな扱いなのでフィクションの虐待受け止められない人はやめておいた方が良い。
縦の映画
わからん…
何が言いたいのかわからなかった。。他の方のレビュー見て、コメディだったんだなと。ほぼ一時間見て、眠くなり、ペ・ドゥナに追いかけられるシーンで面白くなるのかなと思いきや、またペースダウン。犬はマンションから投げちゃだめだろ。
【”犬を食べる文化”と”犬を飼うことにステイタス感を覚える文化”が共存する”国”で生きる人々の姿をシニカルな視線で描き出したブラックユーモア作品。】
ー安普請のマンションで気の強い妻と暮らすヨンジュ(イ・ソンジェ)は大学教授を目指しているが、気真面目過ぎて、学長に賄賂を贈ることが出来ず、そのポストを手中に出来ない。
妻からも軽んじられ(妊娠した妻から渡されたクルミを健気に割って食べさせている・・)鬱屈した気持ちが溜まっていく・・。
そんな中、朝から煩く吠える犬の声が気になって・・。-
・ユンジュがマンションの地下の箪笥に”隠しておいた”犬を”嬉々として”犬鍋にして食べるマンション管理人の姿。
ー犬食は、最近では下火になっているらしいが”ある階層の人々”にとっては御馳走らしい・・。赤犬が特に美味いそうだ・・。食べると体が火照り、滋養強壮には抜群であるそうである・・。
(且つて、彼の国の人達から私が、マッコリを飲み過ぎた翌朝に聞いた話である。)-
・愛犬が居なくなったと、マンションの管理事務所で働くヒュンナム(ペ・ドゥナ:すっぴんに見える・・)に届ける老婦人。何とか犬を見つけようとするヒョンナム。
■交わるはずのない、”黄色いカッパ”を着たヨンジュと”赤いフード”を被ったヒュンナムのマンション内での追いかけっこ。
巡り巡って、妻が退職金で買った犬スンシャを逃がしてしまい、黄色いカッパを着て、街中に”訪ね犬”のチラシを浮かない顔で張る、”黄色いカッパ”を着たヒョンナム。
ー随所に、ポン・ジュノのセンスがさり気なく描かれる。-
<何だ感だとありながら、
漸く教授のポストを手に入れたヒョンナムが、”暗幕を下ろして”学生たちにビデオを見せる講義の際の、虚ろな表情・・
”何だ、こんな事のために学長に賄賂を渡し、酒に酔ってナムグンは事故で命を失ったのか・・、もしかしたら自分も・・。”
と、管理事務所を馘首されたヨンジュが太っちょの友人と楽しそうにピクニックをする”光差し込む”風景の対比も印象的である。
韓国現代文化への皮肉も少し伺える作品。
”フランダースの犬”のあの曲が、何ともブラックに聞こえた作品でもある。>
■蛇足
ポン・ジュノの名が全世界に知れ渡った最新作の根底に流れる思想は、初長編監督作である今作から、既に示されていたのだな・・、と思った作品でもある。
犬鍋っ😱ひぇー‼️
17年前の映画だけど、その頃は韓国ってまだ犬を食べる風習があったのか?ひょっとして今も?何の映画か忘れたけど、韓国映画でやはり犬を鍋に入れて食べてたけど💦まぁ食文化は国によって違うから、、、日本だって地方によってはイルカ食べるし、外国からしたら信じられない事だろうけど。この映画のインパクトはやはり犬❗️犬鍋と、お尻から串刺しにしようとする場面や屋上から投げちゃうところ、とにかくショック😰
おばあさんが頻繁に唾をペッとするのも、よくある事なのか、ブラックジョークなのか。
教授になる為にケーキ🎂の下に札束忍ばせて貢ぐ。奥さんの退職金を、、、それで本当に教授になったようだが、これは事実を皮肉ってるのかジョークなのか😔よくある事ではないと思いたい。日本の時代劇で越後屋やらが饅頭の下に小判を入れて「御主も悪よのう」の世界と同じだぁ😩
音楽?効果音?が昔の映画の様なところは面白い。主人公がここぞという場面でフードのヒモをキュッと締めるところは可愛い、親友とのやりとりも面白い。
何処かで見たことある娘だ、誰だっけ?思い出した。空気人形のペ・ドゥナだあ。ちょっと雰囲気違うけど、どちらも可愛い。
食うな。投げるな。鍋にするな。焼くな。
原題は、ポン・ジュノが「なんとなく名付けた」と言う「フランダースの犬」。「Barking Dogs Never Bite
/Barking Dog Never Bites」は英語タイトルで、邦題はこっちを訳してますが、韓国のオリジナルポスターには「同床異夢」とプリントされてて。パラサイトではソン・ガンホが「寄生ではなく共生の映画」と発言するなんて言う事実から思うことは、やっぱり、ポンジュノってテーマ性に何か欠落してるとこ、あるよなぁ、と。
犬を憎み、うるさく吠える小型犬を処分した文系大学講師が、裏金を工面して教授になろうとする物語と、正義感に駆られ、ヒーローとしてTVに出たいのか、行方不明犬探しに必死になる女の子の物語。
ごめんなさい。少し悩んだんですが、あの3種のタイトルに、何がどこからどうやって結びついていくのかが解からないw
犬鍋の文化にゲゲゲ!になりますけど、小ネタやエピソードの面白さは抜きんでてると思うんですよね。団地の階段を血相変えて駆け降りる女子二人のシーンとか、無茶笑える。地下室と屋上の犬鍋は、地味に笑えるホラーw 地下の住人は「パラサイト」に繋がる発想でしょうが、この程度の話なら合理的に受け容れられるし、姉さん女房である講師妻の言動は、おかしかったりホロリンしたり。ここだけでも世界完結。とにかく飽きないし楽しい。
娯楽的見世物としては、個人的にはパラサイトより好き。B級単館系の愉しさにあふれてるし、なにより、ショートカットのぺ・ドゥナが口を尖らせる表情の可愛さが最高。
男には彼に尽くしてくれる妻が。女の子には全てを理解して受け入れてくれる親友が。二人とも、幸せもんなんですよね、結構。なんで、最後はほんわかな感じで「締め」になります。
ただ、タイトルの適当さがw
よって、そういう映画です。
細かいことは言いっこなしで、面白かった。
-----------------------
7/9 追記
今日になって、英語タイトル&邦題の意味が分かった様な気がする。
キャンキャンわめく割に、何かを実行するでもなく行動も起こさない...
米国に対する北朝鮮の事とか。
米国に対する韓国の事とか。
韓国のIMFへの緊急融資要請は1997年。IMFは慈善団体などではなく、米ドル中心の世界経済秩序を維持する目的で、アメリカが主導して創設した機構。よって、IMFの活動はアメリカの影響下にあり、アメリカの利益のために存在すると言っても過言ではありません。1997年、韓国への金融支援に伴う付帯条件は、成長率の上限を設定されるもので、韓国の経済主権の剥奪とも言える内容。この時点で、韓国企業が稼ぎ出した金はアメリカを中心とした外資に吸収される構図が出来上がった様なもんで。韓国内では、政治家も銀行も財閥も、キャンキャン喚いてたんだろうなぁ、と。でも。何にもできない。
そんな社会に対する、皮肉なんじゃないでしょうか。
いずれにしても。
映画とは何の関係も無いw
わからん
タイトルの意味は?
半分はぺ・ドゥナ映画
ワンコの扱いヒデェー
未見だったポンジュノ監督の処女作を。
ペ・ドゥナの魅力は出ているが、この先に「殺人の追憶」や「グエムル」撮る才があるとは感じず。
物語は、韓国のどうかと思う猥雑な文化が直に出てきて、そこは面白いというか興味深い。小型犬好きな人は見ないほうがいいでしょうね…。
(一般の人がナチュラルに■しちゃうんだよねぇ…)
ペ・ドゥナの撮り方だけ才能を感じた1作ですた。
犬は食わない・・・
犬はマンションの警備員が食おうとしていた。そしてボイラー・キムの恐怖話。そこに地下室をねぐらにする怪しい男もいる。そして第二の犬殺し。ユンジュが犯人なのだが、目撃したヒョンナムが追いかけ、寸でのところで取り逃がしてしまう。飼い主のばあさんは家族がその犬だけという寂しい人。そのばあさん、病気を患っていたこともあって、しばらくして死んでしまう。ユンジュの妻が退職金をもらい、犬を買ってくる・・・
どこへ話が進むか想像できない、まるでカオスのような脱力系コメディ。犬好きには耐えられない映像があるものの、ユンジュが罪に苛まれるところでホッとするのです。ブラックな展開の中心は結局罪に問われない警備員。なんだかこいつだけは許せない気がする・・・
黄色いパーカーを被ったドゥナちゃんは可愛く、仕事をさぼって結局クビになるところも憎めないところだ。銀行強盗を撃退する銀行員のニュース映像を見て、生きる目的を見出したのであろうか、犬泥棒と最後にやりあうところはちょっと興奮。思いっきり動き回る健康的な彼女には惚れ直すこと間違いなしだ。そして、文房具屋に勤めるおデブの友だちがいい味出してる。
ほえない犬を喰う
日常物って、特に海外の知らない文化だと難しかったり、見る人を選んだり、暗いイメージがあるけど、見やすくて笑えて怖くてさすがポンジュノだなとデビュー作から色が出てるなと思った。
犬をきっかけに複数のストーリーが重なって転がっていく様が見応えがあった。
犬を食べると言うのは聞いた事はあったけどペットの犬も食う事にビックリした。
ペドゥナの自然な可愛さも良かったけど、ポンジュノの力の抜けた気張らない見せ方が好きなのかもしれない。
因果応報かと思いきやぬるーっと切り抜けていく感じ内心は崩壊寸前なのかもしれないが、それも自然で良かった。
韓国の映画監督は国の問題を真正面から捉える姿勢がとても好きなんだけど、韓国映画を観る度韓国には行きたくないと思う。
犬鍋
『空気人形』(09)主演のペ・ドゥナさん映画デビュー作品
と、同時に
『母なる証明』ポン・ジュノ監督も
今作が長編映画デビュー作になります。
日本アカデミー賞主演女優賞にも
ノミネートされている大好きなペ・ドゥナさん。
デビュー作は、どんなふうだったのか楽しみに待ちました。
☆彡 ☆彡
これ犬好きの人
生理的NGな人いるだろうな
この頃からポン・ジュノ監督っぽさ出てるなぁ(苦笑)
まず、冒頭の感想。
これ、他のレビュアーさんも
書かれていた気がするのですが、
犬が好きな人は、序盤早々にNGかもしれません。
かくなる私も
実家で犬を飼っているくらい、
犬好きですので、このシーンでは思わず
画面から眼をそらしてしまいました。中盤にも、同じくらいキツイ
シーンがありまして、そこも同じように画面から眼をそらしてしまいました。
作品冒頭に
犬の取り扱いについての注意書き?説明文?の
ようなものは表示されるのですが、そうだとしてもあれはきつかったです。
ここさえクリアすれば観ていられます。
ストーリーからは、
ポン・ジュノ監督っぽさを感じました。
ずばり、一筋縄ではいかない。
人物像が、ストレートではない。
人間の複雑さっていうのかな、
人生の不条理さっていうのかな、
主人公の二人に共通しているんですが
成功者ではないんです。しかも二人とも
自分が成功者ではないことに気づいていて
なんとか成功したい、幸せになりたいと、あがいているんです。
作品タイトルから、
ある程度想像はつきますが、
コメディタッチな部分もあるのですが、
全体には、とってもシリアスなんです。
コントっぽい遊び心を感じさせる
シーンもあるのですが、主人公の心情を慮ると痛々しさすら感じます。
“贖罪”
ラストは、ここに収斂。
大学の教室で見せた主人公の表情が
いまだに謎であると同時に、頭に焼きついて離れません。
◇ ◇
注目のペ・ドゥナさん。
『空気人形』のインタビューで
「フィルムを無駄にしないためにもNGは出さないようにした」
こんなコメントを残していたのですが、
特典映像を観たところ、このデビュー作で
「フィルムを大事に」とポン・ジュノ監督から教えられていたみたいです。
三つ子の魂百まで、ではありませんが
最初の作品って、とっても大切なんですね(笑顔)
☆彡 ☆彡
あと色。
黄色や赤色。
原色が目につきました。
これには触れられていませんでしたが
もしかしたら、なにかのこだわりがあったのかもしれません。
鑑賞後感としては、
考えさせられる作品ではありましたが、
考える空白が多すぎて、ちょっぴり後味が。
良い作品なんだけど、もう一歩かなぁ。
ここまでくると完全に好みの問題になっちゃうんだろうなぁ・・・。
これは観ておいた方がよい
全38件中、21~38件目を表示