ビタースウィート

劇場公開日:

解説

ふたりの少女の視線を通して描かれる、ティーンエイジャーのヴィヴィッドな青春ドラマ。監督、脚本はドイツの新鋭女性監督マリア・フォン・ヘランド。

2002年製作/91分/ドイツ・アメリカ合作
原題または英題:Big Girls Don't Cry
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2003年9月13日

ストーリー

カティ(アンナ・マリア・ミューエ)は中流階級の保守的な家庭に育つ17歳。しつけに厳しい両親は、派手な服装で夜遊びするカティを叱りつけ、勝手に部屋をのぞいては、隠してあったコンドームやタバコを見つけたりする。一方、カティの幼い頃からの親友であるステフィ(カロリーネ・ヘルフルト)は、リッチな家庭のひとりっ子。口喧嘩が絶えないカティの両親と違って、ステフィの両親は自由奔放で仲の良いカップルだ。今も同じ学校に通うクラスメイトのふたり。カティがつきあっていたBFのヨヒョンは、最近ブロンドでかわいいイヴォンヌとの仲を噂されている。ステフィと、バンド・ミュージシャンのクラスメイト、カルロス(ダビット・ヴィンター)との交際は1年以上になる。本当はカティもステディな彼が欲しいのだが、現実はなかなかうまくいかず、いつも短い期間で別れてしまうのが悩みのタネ。ある夜、カティとステフィは行きつけの店で、クラウス(ティルベルト・シュトラール・シェファー)とジャニと出会う。カティはクラウスを気に入り、4人は一緒に店を出た後、ベルリンのトレンディなクラブへ向かう。しかし、その店で彼女たちが目撃したのは、人目もはばからずイチャついているステフィの父親(シュテファン・クルト)と、彼の同僚ジャネットの姿だった。あまりのショックに呆然とするステフィ。逃げるようにして店を出た後、店先で嘔吐しながら、彼女は復讐を胸に誓う。カティのサポートもあって、父親の愛人の娘、テッサ(ジョセフィン・ドメス)がボーカリストを目指していることを知ったステフィは、ちょうどバンドのボーカルを探していたカルロスに彼女を紹介する。それは、テッサがオーディションで失敗し、大恥をかくことを予想しての計画だった。しかし、実際は正反対。カルロスはテッサの素晴らしい歌声とナチュラルな人柄に惹かれてしまう。テッサへの嫉妬心と憎しみをさらに募らせたステフィは、最後の切り札を使うことを決意する。それは以前、クラスメイトのイヴォンヌがくれたポルノ業界のプロデューサーの連絡先だった。音楽プロデューサーを紹介すると偽り、ポルノプロデューサーのところへ何も知らないテッサを送り込むステフィ。彼女の邪悪なもくろみを聞きながら、カティは胸騒ぎを覚えるが、彼女を止めることができない。しかし、この復讐計画は、彼女たちの予想をはるかに超えて、周囲の人をも巻き込む悲劇へと発展していくのだった……。

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