「クジラに乗った少女」クジラの島の少女 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
クジラに乗った少女
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ニュージーランドの先住民マオリ族の族長継承問題、族長の跡を継ぐ者は男子とされていた。マオリ族に限らず古代より男性優位の風潮は世界中の歴史に深く刻まれている。
族長は孫娘を嫌うわけではないのだが伝統だから致し方ない、まして閉鎖的な村社会では尚更でしょう、そんな祖父と一家の葛藤の有様を主軸に、孫娘のパイケアが起こした奇跡により初めて女性の族長が誕生するまでを延々と描いています。
別にパイケアは族長になりたかったわけではないでしょう、族長の家系でなく普通の子であればよかったのです、母はパイケアの出産時に死亡、父は村を捨て海外へ、親代わりに育てられた祖父に報いたくともかなわぬ宿命、幼少期からお荷物扱いを受けた不幸な少女の物語なので観ていて楽しくはありません、伝統なんて糞くらえという心境です。
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