「人生とはなにかを考えさせられる映画」ブロンド・ライフ estrellaさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とはなにかを考えさせられる映画
ブロンドライフという邦題が悪いので印象が悪いと思う。
原題は「人生。またはそのようなもの」だ。このタイトルの方が映画の意味がわかりやすかったと思う。
主人公は典型的ブロンド美人の有名人、そして有名人の婚約者がいて、昇進の話もきてアメリカンドリームのような人生。
だが預言者から1週間後に死ぬと言われて愕然。
死ぬならどうしようと思い、人生を見つめなおす話。
悩む彼女に婚約者は冷たく、実家の家族とも仲が悪い。
「いままで幸せで完璧だと思ってた人生だけど、本当に幸せだったのか」と問い直す。
まわりの人達に「人生とはいったいなになのか?」と問いただす。
どうせ死ぬんだからと、いままで作り笑いして、ブランド物の服を着て厚化粧してたのもやめて、素のままの自分をさらけだすように。
子供の頃の自分はそんな人じゃなかったんだから。
私達だっていつ事故にあうかわからない、明日大地震がおきて死ぬかもしれない、いつ死ぬかわからない人生。
若くて健康だと思ってたのに急に重病や障碍者になることだってある。
余命宣告をされることだってあるけど、余命宣告をされたのをきっかけに家族と心のうちを話し合ったり、命とはなにかを深く考える人だっている。
だから今日が最後だと思って生きよう、今度今度と伸ばさない。一日一日を大事にして、大切な人にはちゃんと気持ちを伝えよう。
そんな大事なことを考えさせてくれた映画だった。
ずっと昔に見た映画なのだが、おもしろかったのを思い出してまた見たらまたおもしろかった
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