「映画として見てみると、、、」永遠のマリア・カラス 旅人さんの映画レビュー(感想・評価)
映画として見てみると、、、
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映画として見たら、映像として見たら、とても古臭くチープな演出に感じられた。
舞台が1970年代とはいえ、演出まで古臭くしてしまうのはいかがなものか。
劇中の『カルメン』はゴージャスで素晴らしく描かれているだけに、劇中劇以外のシーンのチープさが目に付いてしまう。
歌えなくなったマリア・カラスがそれでも最後に輝こうとし、プレスコによるオペラ映画の撮影にすべてをかけた執念と、最終的にそれを受け入れなかったプライドはかなり興味深かったが、結局プロデュース側に踊らされていたことには違いなく、最後にそれに気づいただけではないかともとれる。
ただ、ストーリー的には感心や共感できるところも多く、悪くはない。
何が気に入らないかというと、まるで20年前のテレビドラマのような古臭い映像が気に食わないだけだ。
それに、カルメンの口パクもなんとなくわざとらしかったし。。
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