「Some truth in your fiction. あくまでも補完」アニマトリックス アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Some truth in your fiction. あくまでも補完
マトリックスの世界観をより深めるための九つによる短編アニメーションです。これを観ないと本編が理解できない等ということはありませんのでご安心を。(というより本作を見ようが見まいがマトリックスをキチンと理解するのは難しい!)あくまでもサイドストーリー群です。
続き物の「セカンド・ルネッサンス」を除いて一作品ごとに絵柄も違ってて、なかなか見る機会のないアメリカのアニメが楽しめます。CG だったり、ハードボイルド調だったり。マトリックスが出来上がった背景とか、ザイオン側がやってたこととか色んなストーリーが色んな絵柄で作り上げられています。でもマトリックスと同じで本作も見せたい絵があって、そこにストーリーをくっ付けていきましたって感じはしましたね。そう思えるぐらいどの作品も絵が綺麗でした。
惜しいのはこのアニメのキャラクターが本編に全く登場しないこと。本編から出るのもトリニティとキッド、後、ネオがちょこっとって感じでした。せっかくならもっと本編とリンクさせてたら面白かったろうに。ちょっと勿体ない気もします。向こうの人ってあまりそんなこと気にしないのかなぁ?
勿論マトリックス本編を観ないで単品としては全く成立していません。あくまでも本編の補完的なアニメです。個人的にはアリなのですが、正直マトリックスを好きな人、しかもアクションだけじゃなくその世界観に魅せられた人以外にはオススメしにくい作品でした。
しっかしウォシャウスキー兄弟(当時)は日本大好きですね!
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