ロスト・イン・ラ・マンチャのレビュー・感想・評価
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テリーギリアムがドンキホーテ
まさにテリーギリアムがドンキホーテだったって話です。
テリーギリアムのドンキホーテを見てから今作に興味をもった。
ドンキホーテの映画がなぜ頓挫したかのドキュメンタリー。
テリーギリアムは映画にかける情熱がすごくて特にドンキホーテにかなりの夢を持っていた為、まさに子供のようなキラキラした目つき。
様々なトラブルに見舞われてしまい結局撮影は中止。
天候や飛行機は仕方ないとしてもロシュフォールのヘルニアは可哀想としか言いようがない。
しかもジャン・ロシュフォールのドンキホーテ役のハマり方はかなりのもの。
そりゃあ代役なんて気持ちになれないでしょう。
巨人達のハマり方も笑える。
そしてジョニデのかっこよさ、こちら版のドンキホーテ、かなり面白くなったであろうと残念無念である。
今作を見てからテリーギリアムのドンキホーテを見たら色々感慨深いだろう。
説明不足感
鬼才テリー・ギリアムが1998年から準備を進め2000年にクランクインした「ドン・キホーテを殺した男」(テリー・ギリアムのドン・キホーテ)が、次から次へと降りかかる不幸の末、ついには撮影を断念するまでを追ったドキュメンタリー作品。
ハリウッドでは企画が通らず、ヨーロッパ資本で3120万ドルの資金を集め、スペインで撮影がスタートするも、ロケ地がNATO軍事演習地のすぐ近くだったため上空をF-16が飛び回り、その翌日には大雨による洪水でセットや機材が流され、さらには主演のジャン・ロシュフォールが椎間板ヘルニアで撮影不可能になるなど、まるで呪われてるような不幸の連鎖や、スタッフ間の軋轢などがフィルムに映し出される。
ただ、元々完成作品の映像特典メイキング用に撮られたフィルムを使用して作られているため、数々のアクシデントによって、「ドン・キホーテを殺した男」が撮影中止に追い込まれたという事情を知らない人が観てもいまいちピンとこないかも。
状況をまったく知らない人でも楽しめる説明や演出があれば、後に公開される「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」と合わせて楽しめる傑作になったかもしれない。
こちらで『ドン・キホーテ』の上映がないのが悔しくて・・・
『ドン・キホーテ』を撮るまでのテリー・ギリアム監督ドキュメンタリー。ハリウッドで作ろうと思ったが挫折し、ヨーロッパ資本で作ろうとする孤高の監督。この姿こそが風車に向かうドン・キホーテそのものだ。
『バロン』が失敗作だと認識してるし、それをモンティ・パイソン風に映像化しています。製作裏話満載。ロシュフォールが7ヶ月で英語を覚えたってのもすごいことです。
エンドクレジット後の巨人映像がいい!COMING SOON
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