劇場公開日 2003年3月29日

「感情抑制社会」リベリオン Doppioさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0感情抑制社会

2011年11月10日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

興奮

感情が抑制された近未来、にしては優れた武器なんてもんは出て来ない。ここで出て来るのは、監督のカート・ウィマーと殺陣担当のジム・ヴィッカースのオリジナルの武術“ガン=カタ”。二挺拳銃を使用した至近距離からの銃撃戦、その素早い動きは度肝を抜かれる。
クリスチャン・ベールの役にかける熱意も有るんだろうが、この型を考えた監督らも凄い。
その名前からして、繰り出されるのはひたすらガン・アクションだが、日本刀に似た刀での戦闘シーンも有り飽きさせない。と言っても、それが無くても飽きはしないんだが。
アクロバティックな場面がちらほらあるが、ワイヤーは一切使ってないところには驚いた。

同僚パートリッジ(ショーン・ビーン)の違反により次第に感情が抑制される世界に揺らぐジョン(クリスチャン・ベール)。それを期に明かされていく真実は何とも悲しい事実。
シリアスな中にジョンの様々な感情を感じた。

Doppio