「The disease of human emotion. 「ガン・カタ」アクションで有名なディストピア系SF.」リベリオン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
The disease of human emotion. 「ガン・カタ」アクションで有名なディストピア系SF.
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ガン・カタ・・・絶対日本側で勝手に名付けたって思ってたのですが、実際の英語のセリフでも「ガン・カタ」って言ってたのでビックリしました。本当にガン・カタって呼んでいたのね。というわけで見所はもちろんスタイリッシュなガン・カタ・アクションです。
世界観はよくあるディストピア物で支配者層が民衆の感情をコントロールするために薬を使ってます。思想のコントロールは現実社会でも良く行われていますが、感情までコントロールしようとするのは一歩進んだカンジですね。そして支配者層は自分達は薬を使わないってのも現実社会でもよくある話です。でも民衆に感情がなくなれば支配はしやすいだろうなーっと思いました。その分発展も無さそうですけどね。
全体的に明らかにナチスを意識した世界観作りです。感情を持っただけで火炙りの系になってしまうのは中世の「魔女裁判」からでしょうか?黒と白を基調にした画面作りは陰鬱な世界を良く表現しています。
まだ「バットマン」前のクリスチャン・ベールが無敵の主人公を上手く演じています。薬を使わなくなって、感情を取り戻していく姿をちゃんと説得力を持って演じれる力量はさすがですね。敵をバンバン倒していくシーンはちょっと無双過ぎる気もしますが、無条件にカッコ良いです。ショーン・ビーンさんはすぐに退場してしまいますが、印象に残るキャラクターで登場します。
しかし、先日観た「リーサル・ウェポン3」でもそうだったのですが、「人は殺せるけど犬は殺せない」っというのはアメリカでは共通認識なのでしょうか?人を殺す事より犬を殺す方がアメリカでは罪が重いんですかね?気になる所です。
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