カルマ

劇場公開日:

解説

人間が内包する獏とした不安、恐怖心が生み出す超常的出来事を描いた新感覚サイコ・スリラー。監督・共同脚本は「ダブルタップ」のロー・チーリョン。主演は香港のトップ・スター、レスリー・チャンと、新星カリーナ・ラム。

2002年製作/100分/香港
原題または英題:異度空間 Inner Senses
配給:クライドフィルムズ
劇場公開日:2003年2月15日

ストーリー

小説家志望の女性ヤンは、新しいアパートに引越したその日から、部屋中のいたる所に現れる幽霊に悩まされ神経衰弱になり、精神科医ジム(レスリー・チャン)の診察を受ける。心霊現象は単なる想像の産物とするジムにとって、彼女の治療は簡単なものだった。彼の親身なカウンセリングにより快方に向かうヤン。いつしか2人の間には、医師と患者ではない感情が芽生える。しかし彼女の回復の一方、ジムは知らぬ間に夢遊病に陥り、血に塗れた少女の亡霊にとり憑かれるのだった……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0レスリー・チャン

2019年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 無神論者で霊の存在をも否定する医者ジム(レスリー・チャン)。精神科医だけに幽霊の存在を完全に否定しないで、相手に警戒心を与えないという工夫のある台詞が魅力的。レスリー・チャンの優しさと勘違いしそうだ。徐々に回復していくヤン。幽霊も見なくなっていき、やがてジムと恋仲になるが・・・  後半、思いっきり視点が転換。カルマが強いのはジムのほうだった。不眠症、夢遊病、中学生時代に恋人だった少女が自殺したことを思い出す。ゾッとするシーンは20年前に死んだ少女の両親がいきなり襲いかかってシーンだ。レスリー・チャンの夢遊病姿も怖い。  幽霊は存在しない。心の中に宿るだけという主張も最後まで貫き通す脚本。ちょっとだけヤンが幽霊に顔を触られてましたが。  ビルの屋上で飛び降りようとするシーンでは、レスリー・チャンの遺作ということもあり、悲しくなってしまいます。可愛かったカリーナ・ラムはレスリー・チャンの霊に悩まされるのかもしれないなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
kossy

他のユーザーは「カルマ」以外にこんな作品をCheck-inしています。