「撲滅したはずの天然痘ウィルスが!!」ヴァン・ダム IN ディレイルド 暴走超特急 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0撲滅したはずの天然痘ウィルスが!!

2020年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 完全に『カサンドラ・クロス』に負けている。発想が同じな割に極めてつまらないB級アクション映画となってしまった。予算もないのだろうけど、ヴァンダムアクションさえ封印されてしまったかのよう。得意の後ろ回し蹴りも狭い通路では役立たなかったみたいですが、なんと実の息子の蹴りが!というところだけが見応えあり。

 ガリーナという女性をスロバキアからドイツまで列車で護衛するという役を受けたヴァンダム演ずるジャック・クリストフ。重要な任務だったみたいけど謎が多いのも事実。列車には家族のサプライズ訪問を受け、浮気を疑われたり、ひっそりとテロリストグループが乗り込んできたりと大変なことになるストーリー。

 実はガリーナが持っていたのは生物兵器。その中身は絶滅したはずの天然痘由来のウィルスだ。この感染模様も見どころの一つなのですが、何しろコンパクトではあるがずさんな小型ケースに入れられていたもの。2002年だからって、そんなタバコケースみたいな箱には入れないでしょ・・・と、一応つっこんでおく。そしてNATOの対応策もかなり酷い・・・

 日本ではとりあえず76年まで種痘接種があったので、50歳以上(2020年現在)の方たちは大丈夫かもしれませんね。

kossy