オクラホマ・キッドのレビュー・感想・評価
全4件を表示
主役はオールドアメリカン濱田岳(笑)この人がキャグニーか。ハンフリ...
主役はオールドアメリカン濱田岳(笑)この人がキャグニーか。ハンフリー・ボガードは「カサブランカ」でなんとか知ってました。
とっても見やすく分かりやすい西部劇でした。尺も良し。最後は一人勝ちに笑ってしまった。
キャグニー&ボガート共演の感動作
ジェームズ・キャグニー、ハンフリー・ボガート共演作の映画。
一応、西部劇であるが、二人が共演した幾つかのノワール映画の雰囲気が出ている。
自分が大好きなノワール映画(サスペンス映画)の本で、何度も読んでいる愛読書「さらば愛しきサスペンス映画」(川本三郎さん×逢坂剛さんの対談本)で語られている【ジェームズ・キャグニーとハンフリー・ボガート共演作における共通点】が、本作でも見られて楽しい。
さて本作、自分は愛読書によって結末は分かっていたが、それでも感動させられる見事な人間ドラマであった。
冒頭、黒づくめのいかにもワルの男マッコード(ハンフリー・ボガート)が子分を連れて、町の人々に配られるはずだった大金を強奪する。しかし、マッコードが大金を手にして現場を離れるところを、一人の男が襲って、彼らが強奪した大金を強奪する。その男がオクラホマ・キッド=ジェームズ・キャグニー。
そして、オクラホマの開拓期、チェロキーという小さな町での出来事が描かれる。
指名手配されているオクラホマ・キッド、彼の実兄との関係、彼の父親がマッコードの陰謀の被害者となったり、本作のマドンナ的存在のジェーン(ローズマリー・レイン)の恋愛エピソードなどを描きながら、アチコチで見られる拳銃による決闘は面白い。
終わり方も[粋]を感じる佳作であった。
正義の前には、法と秩序も少しは霞む
80年以上前の映画だが、予想外に楽しめた。
法と秩序を守るための暴力、許されることではないが、文明化していく中では
必要悪だったのかも。当初、キッドはどうしようもないワルかと思ったが、
先住民の土地を金で奪っていくのは気に入らないとの意見を表明したあたりから、
善玉のヒーローに変わってきた。
余談だが THE MODSの歌で「kid was...」というのがあるが、オクラホマキッドが
モデルなのだろうか。
全4件を表示