「後の映画界に多大な影響を与えた(らしい)コンセプト勝ち荒唐無稽等身大アクション映画」片腕ドラゴン 野球十兵衛さんの映画レビュー(感想・評価)
後の映画界に多大な影響を与えた(らしい)コンセプト勝ち荒唐無稽等身大アクション映画
とりあえず海外の武芸者たち、おまえら全員中国人だろうw 初見でヴァレヴァレだよw
特にインド人!おまえのメイクはどこからどう見てもトム・サヴィーニに多大な影響を与えているだろうw
ワイヤーアクション全盛の近代アクション映画ばかり観てしまったので、今日の眼で観ると(いや、多分当時の眼的にもw)かなり厳しすぎる作品(笑)
等身大なのよ。ブルース・リーのような技のキレが観られる訳でもなく。ジャッキーのような阿吽の呼吸の小気味よい技の応酬が観られる訳でもなく。
これなら自分でも作中に飛び込んで、柔術家大先生wやヨガの大先生w相手にそこそこ戦う芝居できるんじゃね?
とか思っちゃうの。
戦えねーよ!あんな愉快な連中とはw
そうそう、この映画、敵キャラ軍団と言い、ストーリーといい、設定といい、演出といい、この作品何から何まで荒唐無稽で愉快なの。
なのに、ただただひたすらに真面目な(?)等身大な演技とアクション。
大学生の映画サークルが作った作品かと見まごうばかりの素人っぽさ全開。
庵野秀明“総監督・主演?”の『帰ってきたウルトラマン』みたいな?(“企画・脚本”のシンじゃない方のやつね・笑)
いや、確認のためにYouTubeで『帰ってきたウルトラマン』観たら、こっちの方が頑張ってるんじゃね?
だが、そこがいい。
荒唐無稽?お笑いかって?冗談じゃありません!現状でシリアス路線を100%出し切っています!
お話の大筋は真面目も真面目の大真面目ときたもんだね!これが!
どこぞの「あとしまつするとかしないとか」言ってた映画みたいにシリアスな設定を、うすら寒いお笑いでお茶濁してた某作とは違うのだよ!某作とは!
まぁ、制作年月が違い過ぎるのですが。“おおらかさ”が許されていた大昔の映画なのですが。
なのに、本作は今日に至っても色褪せない不思議な魅力があるの!
荒唐無稽なコンセプト勝ち?そうだ!それだよ!この映画の醍醐味はそれだ!自分で書いていて“荒唐無稽” “コンセプト勝ち”この文句で膝を打ったのな!
かのタランティーノに多大な影響を与えた(プライムビデオの解説より)らしいとかw
言われてみると「そんな気」も…(自分、かの『KILL BILL』とかも観ていないし…)コンセプトがよけりゃいいんだよ、細けぇこたぁ。
して!悪の軍団メンバーは、等身大じゃない個性的すぎて濃すぎるキャラ満開なのねw
ここがこの映画の最大の見どころ!まさに荒唐無稽とはこのこと。
ツボだったのは、やはりヨガの大先生wことインド人と、柔術家大先生の眉毛wと、ラマ僧侶大先生の髭w
次代背景を慮っても「そこのメイクもうちょっと頑張ってよ…」って言いたくなっちゃうの。
でよ…ヨガって拳法だったっけ?だからヨガでどうやって戦うねん!(これが見事なまでの秘儀で戦える訳ですが・笑)
ラマ僧?なんだそれ?人体に666カ所ある急所を消す?なんだその急所の数w 人体無能すぎじゃねw
映画ではBGMに乗って華麗に(???)踊っていたムエタイの大先生コンビ!リアルな戦いの場だと無音で踊ってるって、めっちゃシュールな絵じゃんw
いいんだよ、面白けりゃ、細けぇこたぁ。
沖縄空手の二人組&日本柔術の大先生&踊るテコンドーの達人コンビ&なんでかチベットのラマ僧(笑)&やっぱりインドヨガの大先生にと、これまさに闇鍋じゃね?といった風情。
豚肉とゴーヤを具材に、和風出汁ベースで味付けして、唐辛子ブチ込んで、羊バターでまろみをつけて、ライム絞ってパクチー散らして、トドメにコリアンダーだとかターメリックだかで強引に仕上げてみましたー!的な?
自分で書いておきながらめっちゃ不味そうだよ!クッキングパパだってこんなゲテモノ作らないよ!
さあwさあw毎度のことながら書きたいことが山ほどありすぎて収集つかなくなってきたよ…
どこからどうツッコんでいいのかもうわからんよw
(もう十分ツッコんでるんですが。まだまだツッコミ足りないんですが・笑)
こんな映画(こんなの言いざまじゃ、まるで喧嘩売るようなもんで)のレビュー書くんじゃなかったよw
なので軌道修正。
ドラマパートの感想書きますね。
いちいち口から血ぃ吐きすぎw片腕叩き切られた時はあんまり出血しなかったのにね。
一敗地に塗れた主人公が過酷な試練に耐え抜いて奇跡の復活&悪の宿敵へ逆襲に出るとか、これはもう男の子の血が騒がないはずないでしょうよ!
なのに、日本刀を鍛え打つが如く、片腕を焼き入れするw以外は技磨く試練のエピソードがまるっきり抜け落ちてるのな!
なんであんな急に強くなったし!あの“伝説の”起き上がりこぶしみたいな技、どうやって身に付けたしw
私がプライムで観たバージョンだからそうだったの?女の子が襲われるカットも、その後の展開まるっきり描かれていなかったし。何事もなく、しれっとそのままお話し続いてたし。
ラストの戦いはさすがに、そこそこの見ごたえありました。そこそこの…見え見えのトランポリンアクションだとかwやっぱり愉快すぎる技で戦うヨガの大先生だとかw
そして、やっぱり血ぃ吐くのねw
片腕にした大先生を意趣返しで片腕にしちまうとか、「やったぁ!」でしたね!
して、悪の軍団を全滅させて終わるわけですが、そこはやっぱり香港のカンフー映画。
戦い済んだら、とっとと終わるのね。“終劇(THE END)”ってw
この潔さ、本当に好きなの。
「余韻?エピローグ?クソくらえ!」ですよ!
ドラマパートについては、正直あまり書くことないのね。
カンフー映画の常として。
調子ぶっこいた主人公惨敗→復讐と正義を果たすべく猛特訓→宿敵と再戦→身に付けた必殺技で勝つ→あっさりと終劇
この一連のテンプレなんだもの。
これ以上書くことないよ…
私、こんな映画(こんなの言いざまじゃ、まr…)でここまでの長文書けるってある意味才能?
調子に乗りゃがって、ええ加減にせえよ自分!ゼニになりもせん駄文書きやがって!