太陽の雫

劇場公開日:

解説

激動のハンガリー史の荒波にもまれたユダヤ人一族の盛衰を三世代にわたって描いた壮大な叙事詩。監督・脚本は「ミーティング・ヴィーナス」のイシュトヴァーン・サボー。撮影は「マレーナ」のラヨシュ・コルタイ。音楽は「雲の中で散歩」のモーリス・ジャール。出演は「オネーギンの恋文」のレイフ・ファインズ、「スパイダーマン」のローズマリー・ハリス、「ハムナプトラ」シリーズのレイチェル・ワイズ、「ザ・ハリケーン」のデボラ・カーラ・アンガー、「A.I.」のウィリアム・ハートほか。1999年ヨーロッパ映画祭主演男優賞、撮影賞、脚本賞受賞。

1999年製作/180分/カナダ・ハンガリー合作
原題または英題:Sun Shine
配給:エスパース・サロウ(新日本映画社 提供)
劇場公開日:2002年10月12日

ストーリー

薬草酒で大成功したユダヤ人エマヌエルの長男イグナツ(レイフ・ファインズ)は、義理の妹であるヴァレリー(ジェニファー・エール)と結婚。法律家として成功するが、やがて第1次世界大戦が勃発し、従軍裁判官として皇帝派寄りの判決を繰り返したため、戦後共産化した政権により軟禁される。しかし程なく共産政権も崩壊し、今度は共産政権を倒した軍事政権のもと報復裁判を求められる。それを拒んだイグナツは体調悪化で死に至った。彼の次男アダム(レイフ・ファインズ)は、フェンシングの才能を開花。ベルリンオリンピックのハンガリー代表として金メダルを獲得し、国民的英雄となるが、第2次世界大戦のナチスによるユダヤ人迫害から逃れられず、強制収容所で拷問死。彼の息子イヴァン(レイフ・ファインズ)は、父の復讐に燃え、戦後警察に入りファシスト狩りに奔走するが、心晴れることがないまま退職。やがて民主化運動に活路を見出すが、ハンガリー動乱により逮捕。出所したイヴァンは、祖母ヴァレリー(ローズマリー・ハリス)の元に身を寄せる。まもなく訪れる彼女の死。イヴァンは彼女が残した言葉と、家財の中から見つかった曾祖父エマヌエルの手紙により、ようやく自己を回復する兆しを見るのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 イシュトバン・サボー
最優秀作曲賞 モーリス・ジャール
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く