「収容所内の戦争」ジャスティス(2001) everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
収容所内の戦争
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舞台はWWII 1944-1945のナチスconcentration campです。
収容されたアメリカ黒人捕虜殺害に関する軍事裁判を、camp内で連合国軍が取り仕切り、ナチスが傍聴席に座るという構図。
ナチスの非道は言語道断ですが、戦時中は勿論、つい最近まで黒人の人権を認めていなかったアメリカを皮肉っています。
随分捕虜が優遇されていて、ナチスの大佐も良識ある一軍人として描かれており、ヒーロー的扱いになるアメリカMcNamara大佐のカリスマ性がイマイチ伝わって来ません。プロットは悪くないと思うのですが…サスペンス色を追求する余り、どっちつかずになってしまった感があります。
一見良い人も悪い奴だったりするし、逆もしかり、人は見かけによらないねという、恐らく作品が意図するテーマとは違う感想を持ちました。
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