「被害家族が頑張っていた」サウンド・オブ・サイレンス(2001) Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
被害家族が頑張っていた
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総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
犯人たちはどうやって精神病棟に10年もいる娘のことを知り、精神科医の恋人や娘を誘拐をしたのか。犯罪者たちは実に緻密な調査・計画・実行能力を持っているはずだが、そのような場面は描写されないから彼らの能力が伝わらない。そもそも主犯は激情的でそこまで有能にも思えない。
子供の頃から精神病棟に隔離されている娘は、家族もなく学校にも行っていない。決して恵まれているとはいえない環境で育っているのに、実にしっかりとしていて精神科医を何人も手玉にとるなんて有能すぎる。
このような設定に強引さを感じた。娘を誘拐された父親のことを描きがたいために、とりあえず都合の良い状況を予め準備しましたよといったところ。でも被害者の父親をはじめとして家族が頑張っていたのでそこそこ面白く観られた。
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