ドメスティック・フィアー

劇場公開日:

解説

継父の秘密を知ってしまい命を狙われる息子を救うために、別れた実父が奔走する姿を描いたサイコ・サスペンス。監督は数々の映画に携わり、現代のサスペンス映画の巨匠とも言われるハロルド・ベッカー。製作はドナルド・デ・ラインと「将軍の娘/エリザベス・キャンベル」のジョナサン・D・クレイン。脚本・原案は「不法侵入」のルイス・コリック。撮影は「アンジェラの灰」のマイケル・セレシン。編集は「L.A.コンフィデンシャル」のピーター・ホネス。衣裳は「デンジャラス・マインド/卒業の日まで」のボビー・リード。音楽は「コン・エアー」のマーク・マンシーナ。出演は「ソードフィッシュ」のジョン・トラボルタ。「ザ・セル」のヴィンス・ヴォーン。「ミート・ザ・ペアレンツ」のテリー・ポロ。「スパイキッズ2 失われた夢の島」のマシュー・オリアリー。「アルマゲドン」スティーヴ・ブシェーミほか。

2001年製作/89分/アメリカ
原題または英題:Domestic Disturbance
配給:UIP
劇場公開日:2002年4月6日

ストーリー

アメリカ東海岸メリーランド州サウスポート。造船会社を営む男フランク(ジョン・トラボルタ)には、別れた妻スーザン(テリー・ポロ) との間にひとり息子ダニー(マシュー・オリアリー)がいる。ダニーは、母親と暮らしながらも、実の父フランクを心の支えにしていた。両親が元のさやに戻ることを願って、少年は、嘘をつき問題を引き起こす。そんな中、スーザンは実業家として成功を収めていたリック・バーンズ(ヴィンス・ヴォーン)との再婚が決まっていた。しかし、ダニーは継父のリックを快く迎えることはできなかった。数日後、リックとスーザンの結婚式が行われた。そこへ、リックの昔の友人と名乗る謎の男レイ・コールマン(スティーブ・ブシェーミ)が現れると、リックの顔色が一瞬険しくなった。そんな彼の表情をフランクは見逃さず、何か引っかかるものを感じていた。ある夜、ダニーは母の妊娠の事実を偶然耳にし、ショックを受け、フランクのもとへ逃げ込もうと、リックの車に潜り込む。ところが、その途中、ダニーはリックが謎の男レイを殺してしまう現場を目撃してしまうのだった。ダニーはフランクに連れられて警察に出頭し、リックの殺人を話すが、誰も嘘をつくダニーの話を真剣に聞いてくれなかった。そんな中、ただ一人、彼の言葉を信じるフランクは、さっそくリックの身辺を独自に調べ始めるのだった。息子ダニーと殺人犯のリックが一つ屋根の下で暮らしていることに恐怖を感じるフランクは、親権裁判まで起こすが失敗に終わる。ところが、ある日リックがフランクの造船会社に現れ、放火をしてしまった。慌てて家に戻ったリックだが、リックの火傷を見てしまったスーザンはリックの本当の正体に気付き恐れを感じ、ダニーと車で逃げようとする。しかし、リックに見つかってしまい、ダニーとスーザンが危険な目に合いそうになるところに、フランクが現れ二人を助け、リックを打ちのめした。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

5.0普通に面白い

2023年8月11日
iPhoneアプリから投稿

普通に映画として面白い

トラちゃんが脳筋じゃない事を証明した❕(最初から脳筋じゃないんだろうけど)

最初あれだろ?ダンス映画の有名人じゃないかこの人💃そもそもアクション俳優っていう方が俺の勘違いかな✋

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ミスター

2.5事件の目撃証言を嘘つき少年だからといって警察が全く信用しない場面か...

2022年9月19日
iPhoneアプリから投稿

事件の目撃証言を嘘つき少年だからといって警察が全く信用しない場面からダメだこりゃ感が凄いある。
こんな時間に一人で工場稼働させて..とか不審な点がいっぱいあるのに。
善でも悪としてでもなく普通の警察キャラクターとして描いているのに。むしろ男と癒着していた方が安定した。少年を信じないだけでこんな捜査?おかしいだろ、というゲンナリは後半に響く。

主要キャラクター達の関係性だけでストーリーを成立させられればそこそこ観れる映画だったと思うけど。

DVDには未公開シーンが多数収録されていて、トラボルタの姉が出演していたが、その場面はまるまるカットになってしまった事が監督の副音声で語られていた。

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collectible

2.5イメージしていたトラボルタではない

2022年9月18日
iPhoneアプリから投稿

いい父親役もできるのだ。
しかしこの当時の田舎警察は血液反応を調べないのか?
焼却炉の中の骨もわからないのだから、ただペーパーかウエスで拭いた血液の痕跡もわからないのかな。
それともおざなりの鑑識作業なのかな。
この映画のストーリーでは、そこでバレたら先に進めないから仕方ないか。

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myzkk

3.5トラボルタ氏の声に聞き惚れた。

2021年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

萌える

マッチョなイメージのあるトラボルタ氏。こんなに優しい声で、こんな風に話すんだっけ?
 私は、『グリース』と『ヘアスプレー』とこの映画しか存じ上げないけれど、『パルプ・フィクション』という代表作もあり、他の方のレビューを拝見すると悪役期待されていて、何気に芸域広いですね。

前半、心が優しすぎてアルコールにおぼれて離婚されて、でもそれで元妻・子に未練たらたらで反省してっていう、本当に人柄が良すぎて、掴んだ幸せを逃すタイプがにじみ出ていてしんみりしてしまった。
 子ども大好きすぎて、子どもの話を全面に信じて…、大人らしく客観的に判断して子どもの話を信じるんじゃなくて、という子煩悩ぶり=バカ親ぶりがかわいかった。
 こんな風に自分の話を真剣に聞いてくれる親がいたら。理想ですね。

だのにままならぬ人生。
いつでも両親の離婚で傷つくのは子ども。
その子どものためにと考える離婚・再婚もあるけれど。
親の再婚で、幸せをつかんだ子どももたくさんいるけれど。

継父が”殺人”…。
 映画の設定と思いたいけれど、現実だって、虐待死させる親がいるのは事実。まぁ、血のつながった親が虐待するケースも多いから、継父だけの問題ではないけれど…。

再婚相手のこと調べないのか…。
 恋は盲目。しかも、無意識・意識的に、子どもを育てるための金づるを手放したくない心情で、あえて都合の悪いことに蓋をしてってよくある話。
 ひどいのになると、継父による性的虐待を見なかったことにする母もいるし…。
 再婚相手だけの問題だけじゃないけれど、お金はあるけれど養育費払わない無責任男を捕まえる女も多い…。

そんなところに、継父になつかずに、実父を慕う、前思春期の連れ子。
 この映画のような継父や実母じゃなくて、子どもの為を思って気遣って動く継父・実母であっても、新しい家族を作り上げるのは難しい。
 継父を貶めて、実父をヒーロー化する幻想にはまり込む子も多い。
 とはいえ、どんな親であろうと、自分が犠牲になっても大切な人(実母)を守りたい子ども。だから、虐待の発覚は難しい。周りが発見しても、子どもが認めないとか。

そんな、よくあるステップファミリーの心情をもう少し丁寧に描いてくれたなら、話に深みが出たろうに…。

家庭内の問題。
一昔前…昭和・平成…は、ベールに包まれた謎。他人はなかなか踏み込めぬ迷宮。今も?
狼少年は、自分と母を守るために声を上げたが…。
社会的成功者と社会からみなされている者 VS アルコールにおぼれた男と狼少年。
軍配はどちらに?
そして、実父は子どもを、そしてその母(元妻)を守れるのか?

ツッコミどころはたくさんあるけれど、ラストのアクションは結構迫力。
見て損はない。

子が悪いことをしても、親が見たくないことから目をそらして都合の良いことだけを見るのとは違うけれど、
本気で訴えていることに関しては、自分のことをこれだけ信じてくれる、
そんな親がいたらと羨ましくなる映画です。

原題:Domestic Disturbance(家庭内の妨害?)
邦題:ドメスティック・フィアー(家庭内の恐怖?)
 久々に、邦題に軍配を上げた。

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とみいじょん

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