ファイナル・ロマンス 天若有情IIIのレビュー・感想・評価
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チューヤンが懐かしい
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広東語と日本語が飛び交う不自然なスキー場。友達とやってきたジーンは万引き男を目撃するが、その友達ディク(チャン)が自動車修理を手伝ってくれる。ジーンは姉ミシェルの手紙にあった「バレンタインデーに日本の湯沢に遺骨をまいて」と伝えていたのだ。そんな彼女も心臓病。ディックの兄も死んだとわかると、暗い悲恋になりそうな・・・だけど旅館の主人がチューヤンなので明るさは保ってた。
『頭文字D』でもレーサーぶりを発揮したエディソン・チャンだったけど、この映画でも何度か運転シーンがあった。この頃から考えていたのかもしれません。そんなアクションもさることながら、心臓病の薬を探すため薬局を回ったり、なだれに巻き込まれたりなんて派手な展開よりも、もっと大人しい演出のほうがいいのにな。やっぱり香港映画だ。しかも『インファナル・アフェア』の監督だ。
ウーが200万円を盗んだというエピソードのネタバレを最初のほうにやっていたけど、これはもっと最後まで引っ張ったほうがいいのではないか。と思ったけど、ジーンには将来有望な医者の婚約者がいたり、ウーの事故死には謎があるという展開。
結局、ウーを崖から突き落とした犯人はジーンの父親だった!しかしまぁ、ディクのボスが復讐に燃えて殺しに行くなんて無茶すぎる。そしてそれを止めに入ったディクが刺されてしまう。怒涛のドロドロな急展開だったけど、復讐を愛によって止めたというのは凄い。
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