ぼくの国、パパの国

劇場公開日:

解説

在英パキスタン家族の肖像をユーモラスに描く作品。監督はこれが初長編となるダミアン・オドネル。原作・脚色はアユーブ・カーン・ディン。撮影は「チューブ・テイルズ」のブライアン・テュファーノ。音楽はデボラ・モリソン。出演は「ゴースト&ダークネス」のオーム・プリー、「ビューティフル・ピープル」のリンダ・バセット、これがデビューとなるジョーダン・ルートリッジほか。2000年英国アカデミー賞最優秀英国映画賞、カンヌ国際映画祭第1回メディア賞ほか受賞。

1999年製作/96分/イギリス
原題または英題:East Is East
配給:クレストインターナショナル
劇場公開日:2001年1月20日

ストーリー

1971年、マンチェスターの小さな街、ソルフォード。誇り高きパキスタン人のジョージ(オーム・プリー)は、イギリス人のエラ(リンダ・バセット)を妻に持っている。そのことを気にしているジョージは、だからこそ7人の子供たちを立派なイスラム教徒に育てたいと願っている。しかし子供たちは、イギリス生まれの現代っ子。長男ナジル(イアン・アスピナル)は、パキスタンの伝統的お見合い結婚を嫌がって逃げ出し、末っ子ザジ(ジョーダン・ルートリッジ)は、割礼をまだ済ませていなくて無理矢理手術をさせられる始末。ジョージはイスラム文化になじもうとしない子供たちのことを悩み、友人ムッラー(カリーム・ジャンジュア)に相談する。彼は、二男アブドゥル(ラージ・ジェイムズ)と三男タリク(ジミ・ミストリー)を、パキスタン人のシャー(マダーヴ・シャルマ)の愛娘とお見合い結婚させることを勧めた。それを知ったエラは、ジョージの暴挙を非難する。さらに激怒したタリクが家出。別居しているナジルを訪ねるが、なんと彼は帽子デザイナー“ナイジェル”になっており、男性と同棲していた。結局タリクは家出をあきらめ、お見合いへ。だがその当日、お見合い相手のシャー一家の夫人が偉そうな態度を取るものだから、エラの怒りが爆発し、お見合いは決裂。今度はジョージがエラに怒りを爆発させるが、子供たちは皆エラをかばった。打ち負かされたように家を出ていったジョージは、自らが経営するフィッシュ・アンド・チップスの店に一人寂しく座り込む。そこにエラが何事もなかったように入ってきて、二人はいつものように何気ない会話を交わすのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0割礼ネタ

2018年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 カトリックの神父とイスラム教徒。結構仲良くやっています。むしろインド人との間がカシミール地方をめぐって対立。いきなり割礼ネタで引っ張り、終盤には女性器オブジェのネタ。家父長制度や一夫多妻制のネタなど、とにかくイスラム文化圏を面白く紹介するような映画。思わず笑ってしまうところが多い。

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kossy

2.0コミカルに

2013年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

萌える

移民問題を描いてておもしろかった。どこの国にもあるんだなぁ。父親って絶大すぎる!主人公の男の子がフードをかぶってる姿がかわいい(^ ^)

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あすまる