ファニーゲームのレビュー・感想・評価
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聞いた話と違うよ…
ミヒャエル・ハケネ監督の映画の中で初めて観た作品。
見るきっかけとなったのはこの監督のことが好きな友人から勧められて。
「卵を借りに行く話」としか聞いていなかったので、「?、はぁ…卵ねぇ…?」という心構えで観たら大惨事だった。
当分白い服の男にビビっていた。
なんでもブルジョワが嫌いで、酷い目に合わせたくなる、観客にポップコーンを食わせたくないなどと公言する捻くれっぷりが好印象だ。
冒頭にクラシック当てゲームをしたり、別荘に行ったり、ゴルフをしたり、ミヒャエル監督が嫌いなブルジョワであることを物語っている。
その割りに他の作品「ピアニスト」「アムール」でもクラシック音楽を織り交ぜてくる辺り、監督自身もクラシック音楽が好きなのではないかとも思う。
この映画の中で一番好きなシーンは、弟が奥さんに撃たれた直後巻き戻したシーンだ。
それはタブーだろう、やっちゃいけないだろう。ということを平気でやってのける。
また、そこまで撮らなくても良いのでは?
という所を執拗に撮る所に監督のこだわりや執念を感じて、監督の人間らしさが作品から伝わってくる所が好きだ。
(夫息子が殺され妻が呆然としている長い沈黙のシーン等)
この兄弟はこの「卵を借りに行く」ことをずっと続けて行くというエンディングはありきたりだが、もしかしたらそのうち自分の所にまでくるかも…という恐怖を感じてすごくぞっとする。
良くあるホラーよりもずっと日常的で怖いと感じた。
とても良い作品だった。
気がついたら犯罪者に肩入れするような映画構造が凄い
ある幸せな家庭がバカンスをしている別荘に突如2人組の来訪者が訪れ、幸せな家庭を崩壊させる後味の悪い物語。
なんだけれども、直接残虐描写を見せることも無く、映画を鑑賞している我々に語りかけたりするなど構造的にはメタ残虐映画の様相があり、面白い。
2人組は会話劇としても観客をイライラさせて、登場時点から共感できない嫌な奴らなのだが、被害者家族の間抜けっぷり(『そこで助け呼べただろ』、『逃げるならもっと計画性を持て』、『旦那は状況を打破する気が全くないだろ』)に2人組へのイライラが幸せな家族に向かって行く。
観客の我々に語りかけているところからわかる通り、
観客を試している実験映画なのではなかろうか?
言われてるほど胸くそ悪くなく、知的な映画かと
気味が悪い
衝撃を受けるらしいと聞いて、どんなもんだろうと借りてきた。
もうずっと「気味が悪い」という感じ。
グロシーンは直接表現を避けてるのでキツくはなかった。
でも所々早送りしながら観ちゃった・・・
深読みとかできない。
所々眠くなる
見た後嫌な気分になる作品としてよく名前を見かけたので、どのようなものかと見ました。
思ったほど酷くないし、途中からリモコンで巻き戻すシーンなどは笑ってしまいました。
所々眠くなったので、眠いときに見ないほうがいいかと思います。
それほどでも…
普通のハリウッド映画や、
TV局製作の映画しか見ない素人は、
「後味悪く最低」だと思うんでしょうが、
それほど不快ではないですよ、これ。
これ以上にすごい映画はたくさんあるよ。
不気味な青年のゲームは、
序盤は面白いんだが、
後半は普通の殺人鬼。
もっと被害者や僕を
精神的に追い詰めてくれないとダメだよ…
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