デンジャラス・ビューティーのレビュー・感想・評価
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シンデレラ・ストーリー?違うだろ。※重要部分に触れない程度のネタバレあり
映画サイトの紹介を見てると「サスペンス・コメディ」とか「シンデレラ・ストーリー」とか書いてあるけど、正直ちょっと的外れだと思います。確かにあらすじだけ見ると「地味女がキラキラになってイケメンと恋するシンデレラ・ストーリー」かと勘違いしてしまいますが、それは上辺の話。 「意識高い系のキラキラ女育成ストーリー」みたいなモロに女性向けです!!と言いたげな広告打ったのが大失敗だったと思います。あれ日本だけか?ポスターダサ過ぎるんだが… 吹き替えで見ましたが、そこまで違和感はありませんでした。 あらすじ: 主人公のグレイシーはプロファイリングにも武術にも長けている血の気多めのFBI捜査官。仕事一筋で、オシャレにまるで興味なしだったが、連続爆弾魔からミスコンを殺すとの爆破予告があり、若い女性捜査官がグレイシーしかいなかったため渋々グレイシーがコンテストに出場することに。どうにかラスト5人まで残れれば優勝者を守ることができると主催者側に直談判したが、グレイシーのあまりの下品さに大反対され、最低限コンテストに出場するにふさわしい人間になれと、美容コンサルタントのビクターを講師につけられる。ビクターも最初は辟易した様子を見せるが、何とか見られるように仕上げて会場へ。不安しかない様子のグレイシーだったが、いざ周りの出場者たちと交流を持つようになると、グレイシーも徐々にやる気を見せ始め… …と、上辺だけなぞると、グレイシーがミスコンに出場することになり、(見てくれだけは)綺麗になるので、確かに「シンデレラ・ストーリー」に見える。でも、本作は「地味女が美女に大変身して輝かしい人生に転身する物語」ではない。大事なのはそこじゃない。 グレイシーは最初、「ミスコンなんて見た目だけの女が『世界平和』とか言ってりゃ優勝できる馬鹿の集まり」みたいな偏見を持っていて、その世界を知ろうともしていない。が、捜査のために渋々ドレスを着て化粧をし、歩き方、笑顔、ダンス等々を習いつつ、他の出場者との友情を深めていくうち、出場者がどんな思いでそこに立ち、どんなことを考えているのかを知り、身近に感じて始めて、ミスコンという舞台がどんな世界なのかを知っていく。 表向き、地味女が煌びやかな世界へ入っていき、オシャレをさせてもらって皆に認められハッピーエンド…みたいな話に見えるかもしれない。が、本作のテーマは、「グレイシーが美しくなって人生の勝ち組になること」「地味女がオシャレを学んで社会的偏見の通りの『女らしい女』に成長していくこと」ではない。 むしろただのシンデレラ・ストーリーのつもりで本作を見ていると、グレイシーが見た目だけは綺麗になるけど、結局最後は下品なままで中身は何も変わってないじゃん!!ということになってしまう。大事なのはそこじゃない。 本作のテーマは「知ろうともせずにいた世界に思い切って飛び込んだ時、思ってもみなかったものを手に入れるかもしれない」「変化すること、成長することは、イコール自分らしさを失うことではない」ということだと思う。 グレイシーは自分を偽らなくても、新しい環境に飛び込んで、自力で友情を手に入れた。自分を認めてくれる友人を作ることができた。 本来、少なくとも最初のうちは、捜査の一環だから周囲と仲良くする必要もなければ、優勝までする必要もない。適当に最低限の努力さえしていれば良いし、適当に話を合わせていれば良かった。グレイシーも途中まではそんな態度だった。でも、出演者たちと触れ合ううちに思い入れができ、自分から彼女たちを知ろうとし、任務とは別に自分の意思で彼女たちを守ろうとした。 確かにキッカケはミスコンに参加したことだけど、それよりもグレイシーが「今まで知ろうともしなかった世界を知ろうとしたこと」「渋々始めたことを、周囲の人達の気持ちを素直に受け入れたことで、最終的に自分の意思でやり遂げるようになったこと」が重要で、これはミスコンとか美しさとか関係なく、人として内面が成長したということだと思います。 ミスコン終わったら下品な女に戻ってるじゃんとか、そんなことは関係ない(にしても下品だけど)。元々、お上品な女になって幸せを掴むことが目的ではない。 グレイシーは中盤、「友達ができないのは仕事が忙しいせい。恋人がいないのは必要ないから」と言っていますが、結局のところグレイシーは、必要ないというより「自分を偽らない限り人と上手くやっていけるはずがない」と諦めていたんですね。 でも、ミスコンを通して他の出演者もただのお上品な人間じゃないこと、輝く世界にいる人達もただ恵まれてこの場にいるわけではない、自分と同じで酒を飲んで騒ぐし、悩みもあって、同じ人間なんだと実感します。 「こんな自分じゃ恋人なんて」「素のままで気の合う友達なんて、いない…」こういう人って、実は結構いるんじゃないでしょうか。 本作は、グレイシーの成長物語なのは間違いありません。が、「望むものは自分を偽らないと手に入らないのか?」というのが本来のテーマであり、美しさを手に入れるのは、あくまで肉付け的な意味合いしかない気がします。だってグレイシー、最後まで下品さ隠しきれてませんからね。笑 人に合わせて自分を偽ることよりも、「知らないことを知ろうとする努力」、「知らない世界に飛び込む勇気」が人付き合いに、ひいては人生にとって大切だということを教えてくれる本作でした。 で、褒めといて☆3.5って低くね?と思われるかもしれませんが… 他のサイトの説明見てもポリス・コメディとかサスペンス・コメディとか色々なカテゴライズされてるけど、ポリス感もあまりないし(グレイシーのFBIとしての有能さは取って付けた程度の扱われ様)、サスペンス要素はほぼない(割と序盤から犯人隠す気ナシ)、コメディも特に…笑えたかと言われると別に…ていうか今思い返しても笑う要素どこ?? いつも思うんだけど、カテゴライズは監督等ちゃんと製作者側の人間に訊いてます?製作者側が決めるべきだと思うんですが。全然「そこじゃねーだろ」と言いたくなるようなカテゴリに分類されてる映画、だいぶ多いですよね。そのせいで評価が下がることもあるから、カテゴライズは重要だと思います。CMやポスターなんかも重要だけど。 少なくとも日本ではあまり評価が良くなかったようですが、宣伝の仕方に問題があったんじゃないかなぁと。若干サラッとし過ぎていた感じはありますが、他の映画の評価具合を見ていると、☆4とまでは言わずとも、☆3.5はいってても良いような気がします。 宣伝やあらすじの書き方でシンデレラ・ストーリーと勘違いした人々が「結局最後まで変わってねーじゃん」の低評価は結構多いのではないかと。 主人公がキラキラ意識高い系女になるまでの王道ストーリーではないということを頭に入れた上でのご視聴をオススメします。多分この勘違いで女性の視聴が多かったのではないかと思いますが、もちろん男性にもオススメ。
嫌みに感じない美しさ。
FBIの捜査官のグレイシー。 男勝りで同僚からも見向きもされない。 そんな時、ミスコンテストの爆弾予告が入ってた💣 捜査の為に変身し、ミスコンの出場者の一人としてコンテストに出場する。
あのサンドラ・ブロックがコメディに!?
男勝りで、色気ゼロの FBI捜査官のグレイシー・ハートは、 爆弾テロの標的になった、 ミス・アメリカのコンテストへ 潜入捜査することに! 美容のプロを総動員して、磨き上げていく! ナイスバディに変身後、 ハイヒールとボディコンスーツを着て、 颯爽と歩く姿は、男ならずとも、 見惚れてしまいます! サンドラブロックが、 面白くて、美しくて、サイコーにカッコイイ! 何度見ても、大好きな映画です!
タイトルなし
WOWOWの説明にサスペンスコメディとあったがサスペンス要素はすご~く薄い。 ただただサンドラ・ブロック押しの映画、でした。それはそれでいいのだが肝心の女子力向上がうまく表現できてない。最後まで下品なままだし。同性からすると飾らないカッコよさがイイ、のかもですが。スタイルもいいのになぜか最後までいわゆる「いい女」なオーラが感じられなかったのが致命的。 笑えるシーンは多少あります。 職場で同僚の写真を水着姿に加工して楽しむシーンとか、昨今の空気的にはアウト、なんでしょうね。
なんだか元気が出てくるお話でした
主人公がすごくガサツでビックリしました。 (笑った時にフガッとイビキのように喉を鳴らすこともありました。笑) でも正義感にあふれていて、ちょっと暴走しがちなところもあるけれど、カッコいい素敵な捜査官だと思いました。 内容は爆弾テロを阻止するための潜入捜査なのですが、コメディ映画なのかと思うほど、初めから終わりまで基本的には軽い雰囲気でした。 だから気楽な気持ちで楽しめました。 主人公以外のキャラクターたちも魅力的で良かったです。 初めはあきらかにコンテスト参加者の中で浮いていた主人公なのですが、持ち前の性格と賢さで、徐々にみんなから愛されるようになったのが良かったです。 自分で化粧などができない主人公を参加者たちが助けてくれるシーンが好きでした。 終盤、コンテストの優勝者が決まって爆弾が爆発しそうになるシーンにはハラハラしました。 とても面白かったです。 なんとなく元気が出るようなお話で、見て良かったと思いました。
スカッとする!
ガサツでモッサい女警官が美女に大変身。 ユーモアのセンスがあって、優しくて強いフリーブッシュ笑が最高に魅力的です。 マイケルケインをヨーダ呼ばわりするシーンは 吹き出しちゃいました笑 元気になれる作品です。
変身シーンが圧巻
ペネロペクルスとサンドラブロックを間違えた…。 サンドラの変身シーンは圧巻。 正直ボサボサ頭でもポテンシャルの高さは隠し切れてないんだけど、変身後は卍解の様に、モデルオーラ全開で向かうところ敵なし。 刑事モノっていうのがあまり好みではないけど、サンドラプロモーションムービーとしては楽しめる。
サンドラブロックしか演じられない。
ストーリーは普通ですが、前向きになれる映画です。 サンドラブロックの豚鼻好きだなー。主人公はサンドラブロックしか演じられないと思う。こう言う役得意だなーていつも観て思います。彼女らしさが出ています。ありえないとこもあるけどおな女性として共感できる部分もあり、前向きになれます。
そんなに綺麗か?
内容は、この時代のドタバタコメディって感じで、相応に楽しめた。 サンドラ・ブロックは、どちらかと言えばチャーミングな可愛いらしさが特徴なので、綺麗系のミスっイメージではないなぁ。また、他の州のミスが全然綺麗ではないのは何故だろう? 昔、鑑賞したような気がするが、全く記憶になかったので、記憶違いだったかな。 マイケル・ケインが、まだ若くいい味を出していた。
面白い
色気のない所謂「ダイヤの原石」の女性捜査官がミスコンの潜入捜査を経て美と女の友情に目覚めて事件も解決 そして恋仲も・・・という設定自体は突飛な物語。けれど中身は単純で頭で何も考えず見られるような作品です。誰かも書いていましたがデートムービーにはうってつけだと思います。 展開もだらだらしないので飽きずに見ることができ、終わり方もすっきりするので普通に面白かったです。 まあ犯人の目的や動機に対する企てた計画は、「なぜそうなる?」と言いたくなるような無茶感は多少あります。が、そこが物語のキモではないのでそんなに気にもなりませんし、映像も華やかさがあってあっという間に感じました。 サンドラブロックは明らかにオーラありすぎて他の候補者よりとびぬけて輝いてました。
気楽に見るお馬鹿喜劇
65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) サンドラ・ブロックの女らしくない女を演じる演技がなんともくさいほどわざとらしくて。でも言うまでもなくそれは意図的だろう。美容コンサルタントの指導を経てそれが一気に変わるのもお約束。たいした内容のある映画ではないけれど、娯楽として気楽に見れてそれなりに面白いです。お馬鹿な内容だけど、でもコメディだしこんなものでしょう。
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