天使のくれた時間のレビュー・感想・評価
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幸せな人生とは…あらためて考えさせられた作品
自分の幸せを見つめなおしたい時に
選ばなかった人生
誰しも、過去を振り返って
今までの人生での大きな岐路で、選択しなかった方の道を行ったとしたら
今の人生はどんなふうになっているのだろうと、一度は考えたことがあるのではないだろうか。
結婚や家庭を持つ事だけが幸せの形ではないだろうが、
資本主義社会での成功を追い求めていくことが本当の幸せに繋がるのか、追い求めたことのない和多志には分からない。
年収800万円くらい迄は、幸福度はそれに連れてどんどん上がるが、800万以上になっても幸福度はそれ以上増えないというアンケート結果がある。
お金や物質の豊かさは、無いと困るが、有り過ぎても却って幸せを壊しがちなものなのかもしれない。
今目の前にある身近な愛を(男女間だけに関わらず) 大切にしようと思わせられる。
ジャック「人が羨む生活が手に入るんだ!」
ケイト「もうしてる。人が羨む生活もうしてる」
ジャックは他人の目線で人生を見て
ケイトは自分目線で人生を見る。
他人軸で語るのもどうかと思うが、仏教思想の映画ではないので、良しとしよう。
不幸の形は誰しも一緒だが、幸せの形は人それぞれ違う。
自分にとっての幸せは、どういうものなのか。
スナックとワイン🍷片手にのんびりと鑑賞して、考えてみてはいかがだろう。
勿論ツマミも酒もご自身のチョイスで✴︎
ディープインパクトにも出演した女優ティアレオーニは
日本人好みの可愛らしさだが、脱ぐとすごいんです!
曇りガラスのシャワーブースで身をくねらせながら踊る
肢体に目が釘付けになるだろう。
自分の立場もわからない精神 修行
とらえかた次第
序盤のケイジがかなり嫌な奴でイラッとして消そうかと思った そしてキ...
序盤のケイジがかなり嫌な奴でイラッとして消そうかと思った
そしてキャラ設定からして「お金では買えない幸せ」を見つけるんだろうなとすぐに読めてしまった
これは完全にネタバレしてしまってる邦題も悪い
展開は皆の想像通りで進みハッピーエンド
すんなり受け入れすぎてて有り得なかったけど、そのパートはくどくどと長くなく丁度良かった
結果的に観終わって少し良かったなと思えたので楽しめた
カップルや夫婦で観るといいかもしれない
ニコラス・ケイジで良かった。
結婚前と結婚後、それぞれで感情移入の度合いが違うであろう作品。
作品名が自分の好きじゃなさそうな雰囲気を漂わせていたので、見てこずにきた作品だった。
今では定期的に見たくなる大好きな映画の中の1本。
何よりニコラス・ケイジが良かった。
彼だからこその味がある。他の俳優さんならこんなにも思い入れはないかもしれない。
ケイジ、何が本当に大切な事なのか分かって良かったね(涙)と素直に思えてしまう。
ケイジの結婚式のホームビデオで彼が妻に歌うヘタクソな歌、泣ける。もはや号泣。これこそが幸せと言うものなのだろうなと、信じて疑わない。
ただ、ちょいちょい出てくる彼は天使なの?悪魔じゃなくて?と後々思いましたけど。
ありきたりな言葉ですが、本来大切な事とは何か、日常の中では忘れがちですが、ふと立ち止まって考えさせられる映画な気がします。
男性陣は「あの日あの時あの人と…」と自分の選択は正解だったか否かをこの映画に重ねる方は多いようです。ただし女性は全くそんな過去の事は覚えていないと言う現実。
心暖まる
まっとうなけいじ
The Family Man(2000)は天使のくれた時間の邦題で日本では語り草の名画になっています。わたしもいい映画だと思います。(以下ネタバレがあります。)
が、imdbは6.8をつけています。
6.8は悪くない値ですが、日本では名画枠なので、もっと高い数値でもいい気がします。
Rottentomatoesでも53%と67%。
批評家評は6割に届かず、観客評はimdbと同値になっていました。
つまりアメリカ人は、この映画をそんなに高くは評価していないようです。
その理由をさぐってみました。
あちらの批評家評でみかけた語がsugaryやsyrupy。いずれも甘ったるいという意味です。樹液を意味するsapというのもありました。
predicable(=予測可能な)やsentimental(=感傷的)も。
特長的だったのは酷評している批評家は明解に嫌悪していること。残念な出来──という態度じゃなくて、頭から毛嫌いしていました。
映画は、ウォール街の独身貴族ジャック(ニコラスケイジ)が、黒人の天使(ドンチードル)に出会い、ケイト(ティアレオーニ)と結婚し暮らしている「別の人生」を見せられる、いわばスプリットライフの話。
フランクキャプラの古典It's a Wonderful Life(1946)がモチーフになっています。
批評家が下げた要点は①ケイトと結婚しタイヤを売り子供を世話しながら暮らす「別の人生」が金持ちジャックの目線から軽蔑されていること。
つまり「別の人生」とて中産階級といえるレベルであり、映画を見る人の多くが、およそ「別の人生」のジャックと同じような労働者なのに、まるで窒息しそうな貧困のように描かれていることを問題視しています。
それらはお金よりも愛のほうが大事という結論へもっていくためのプロセスでしたが、描写にブルーカラーとホワイトカラー、お互いの嫌悪感情が見え隠れしていました。批評家はそれをスノッブだと非難しているのです。スノッブとはお高くとまったとか、見下したとか、俗物根性──などのいみです。
②sugary、syrupy、sap=甘いとは、メルヘン仕立てになっていることと、結末の処理です。
空港でジャックはいまにも発つという瀬戸際でケイトに大演説を打って、とどまらせ、カフェで仲むつまじく話し合う──のがラストシークエンスになっていますが、コーヒーを一杯飲んだら、ケイトは発ち、ジャックは元の世界に戻ってしまうかもしれません。ジャックは「別の人生」を知り得ましたが、これから二人が結婚し子供を産むのは、遅すぎるかもしれません。いちおうハッピーエンドといえる結末ですが、ふたりがどうなるのか放棄されています。
また、空港での演説はニコラスケイジゆえに破綻していませんが、少し冷静に考えると、おっそろしくセンチメンタルな、いわば「クサい」シーンです。日本だったら警備員に拿捕されるにちがいありません。また大演説で思いとどまった──からと言って、既に過ごした時間は戻りません。
それらのように、じっさいに解決していないのに解決したように見せてしまう演出を批評家たちは「甘い」と表現したわけです。
③三つ目の問題点はアメリカ人にとって本作の元ネタIt's a Wonderful Lifeが定番だから。──です。
アメリカの家庭ではクリスマスのたびにMiracle on 34th StreetやIt's a Wonderful Lifeを見て過ごすそうです。これはかつて日本人がお正月のたびに忠臣蔵を見ていたようなものでしょう。(今はどうか知りませんが。)
それだけわかりきった定番話であれば、そのリメイクや、モチーフとした作品には白ける可能性があります。よってアメリカでの評価が(やや)低くなった──わけです。
以上の③つのポイントに加え、日本人は甘い演出にたいして甘さを感じないことが、天使のくれた時間が、アメリカ人に比べて、日本人に愛されている要因だと思います。
みとめたくないことですが多くの日本人は甘い演出(=感動ポルノ)がすきです。(わたしはきらいです。)
ただ本作はアメリカ人が言うほどスノッブでもセンチでもありません。甘さも楽しい飛躍と見ることができる、と思います。
わたしがこの映画でよく憶えているのはエヴリン(Lisa Thornhill)とのエピソードです。ジャックに会うたび迫ってくる派手な姉御風女いたでしょう。あれがエヴリン。
不要なタイヤをなんども買い換えてジャックにアプローチしたのになしのつぶて。磊落を装っているのに隣人の夫に入れあげる満たされない結婚生活・・・。かのじょ、なんか気の毒に思えて、それで憶えています。
ところで、日本でもっともゆうめいなビジネス系ユーチューバー兼IT系社長が、この映画を推していました。
わたしは屈折感のまったくないかれがきらいで、きらいな人がなにを挙げるのか、きょうみを持って動画を見たのですが、5選のなかに天使のくれた時間が入っていました。かれ曰く「人生が好転する」とのこと。
らしい発言ですが、知ってのとおり映画を見て人生が好転する──ことはありません。
人生に勝ち負けなし
誰でもあの時。。。
好きな作品の一つ!
天使のくれた時間
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