「自分にとっても」天使のくれた時間 トーマスさんの映画レビュー(感想・評価)
自分にとっても
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数年に一度は必ず観る映画。
まさに映画でしか味わうことができない感動と擬体験をさせてくれる大好きな映画。
最初はウォール街で暮らしていた時の方がよっぽど良いなと思いながらジャックと同じように貧乏で庶民的な生活に唖然として観ているけれど、
段々とこのお金はないけど人に囲まれた生活に代替えのきかない幸せな人生に気づかせてくれる。
ジャックの、別れを悟って子供達やケイトを見つめる視線に何とも言えない寂しさを感じさせてからの最後、
元の生活に戻った時のなんとも言えない空虚感。
とうせ戻ってしまうんだったら、この数週間を残酷にも体験させないでほしいなと思ってしまうが、最後に色んな期待感を含ませてくれるエンドロール。
こんな終わり方、好きだなぁ。
人によって色んな人生がある。
自分も今、毎日を必死で生きているし、自信や虚無感を感じることも少なくないけど、やっぱり子供の顔を見ると、これまでの人生、少しでも選択が変わっていたらこの子たちに会えなかったかのかなと想像すると、とてつもなく怖くなる。
そしてやっぱり、今の人生をまた必死で本気に生きようと思える。
多分、まだまだこれからの人生で何度も観て同じようにまた頑張ろうと思えるんだろうな。
自分にとっても、この映画こそ
天使のくれた時間なんだよね。
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