「追撃者(2000)」を配信している動画配信サービス(VOD)
「追撃者(2000)」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 | 月額2,189円(税込)~ | 今すぐ見る |
「追撃者(2000)」の配信サービス詳細
おすすめポイント
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配信形態
見放題 / レンタル / 購入
無料期間
31日間
月額料金
月額2,189円(税込)
ダウンロード可否
可能
複数端末同時視聴
可能
※最大4台まで同時再生可能
特典
(ポイント付与等)
毎月1200ポイント付与(購入・レンタル・コミック購入・ライブ配信チケット購入・映画館で使用可能)
支払い方法
クレジットカード(Visa/Master Card/JCB/アメリカン・エキスプレス/ダイナースクラブカード)、キャリア決済(d払い/au PAY(auかんたん決済)/ソフトバンクまとめて支払い/ワイモバイルまとめて支払い)、楽天ペイ、Amazon.co.jp、Apple Account、Google Play、ギフトコード、U-NEXTカード
全作品数
340,000本
見放題作品数
300,000本
映画作品数
見放題17,700本以上/レンタル1,200以上
ドラマ作品数
見放題5,400本以上/レンタル680本以上
アニメ作品数
見放題5,800本以上/レンタル260本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説
裏社会の過激な抗争を描くハードボイルド・アクション。71年のイギリス映画「狙撃者」のリメイク。監督は「死にたいほどの夜」のスティーヴン・ケイ。製作は「恋愛小説家」のマーク・カントンほか。脚本は「ボディ・ショット」のデイヴィッド・マッケンナ。原作はテッド・ルイスの小説。撮影は「シンドラーのリスト」のマウロ・フィオレ。音楽は「最終絶叫計画」のタイラー・ベイツ。出演は「コップランド」のシルヴェスター・スタローン、「スリーピー・ホロウ」のミランダ・リチャードソン、「シーズ・オール・ザット」のレイチェル・リー・クック、「バッファロー'66」のミッキー・ローク、「 狙撃者」の主役でもあった「サイダーハウ ス・ルール」のマイケル・ケイン、「フリントストーン2/ビバ・ロック・ベガス」のアラン・カミング、「セレブリティ」のグレッチェン・モルほか。
あらすじ
ジャック・カーター(シルヴェスター・スタローン)は、ラスベガスの裏社会で、悪党から借金を回収する闇組織の取立屋として君臨する男。ある時、彼はシアトルに住む弟が死んだことを知り、葬儀に出席するためにシアトルへと急行する。何年も音沙汰がなく、久々に姿を見せたジャックに、弟の妻グロリア(ミランダ・リチャードソン)は良い顔をしない。やがて、ジャックは弟とバーを共同経営していた英国人ブランビー(マイケル・ケイン)、弟の浮気相手であったジェラルディン(ローナ・ミトラ)、そして彼女の愛人サイラス(ミッキー・ローク)らの存在を知る。弟は、サイラスの組織の陰謀によって殺害されたようだ。弟の娘ドリーン(レイチェル・リー・クック)が組織の連中にレイプされており、その映像が収められたディスクを明るみに出そうとしたのが原因であった。復讐を誓うカーターは、闇組織の関係者を一人、また一人と追い詰めていき、サイラスとの対決に向かうのだった。
レビュー

zippo228さん
投稿日:2021-04-03
人間味のあるアクション映画としてみた場合、傑作だと言えます。
公開当時のレビューでは「はらはらドキドキしなかった」とか「オチがない」とか、変な感想が多く見かけられました。これはジャンルを勘違いしていたお客が多かったという事であり、スタローンのアクション映画ならド派手な展開なんだろうと思い込まれていた事によると思われます。
しかしこの映画は地味な作風の、人間ドラマを重視した作品であり、スタローンがランボーをやる前の、70年代以前のハードボイルドな作風だと思った方が正しく鑑賞できます。
スタローン自身は筋肉美をいかしたスーパーアクションの主演を続けてきましたが、70年代にロッキーで有名になった当初は、アル・パチーノやデ・ニーロの後を追うようなスター路線を目指していました。しかし80年代から始まった「考える事を脇に置いたド派手さ重視のスーパーアクション路線」に没入してしまい、このため自身が50歳を越えた辺りからイメージチェンジをはかってヒューマンドラマ路線に戻ろうとしたのが本作となります。
結果として、スタローン自身の人気が下降していた事もあり、本作の地味な作風は世間に認められずヒットしませんでしたが、映画作品として見た場合にはとても良質な作品だと言えます。
90年代中頃からの、タランティーノによって始まった70年代リバイバルの風潮も、本作の企画には影響していると思われ、1971年の「狙撃者」をリメイクしたものとなっています。
しかしその71年のオリジナル作品と見比べても、本作は独自の現代的なセンスで作られたものとなっており、大まかなストーリー以外には、質の異なった作風になっています。
本作公開当時のスタローンはスターとして人気が落ち、のちにロッキー・ランボーの続編で復活する前の低迷期にありましたが、本作での監督の演出には、よーく見てるとそんなダサい存在になっていたスタローンを茶化したような撮り方をしている事が見受けられます。そんな監督のセンスも本作の主人公の設定と相まってうまく効果が出ています。例えば、主人公スタローンが今の恋人と電話で会話をしていて気持ちのすれ違いが起きてしまい、その受話器を置いた所でスタローンかリアクションのクサい演技をしてるのに、そこでカメラをピンボケにして演技をわからなくしてるとかw
この映画は人生の折り返し地点に差し掛かったマフィアの男の話であり、スタローン自身が今まで暴力的な映画を作り続けてきたことの、後悔の念と重なるところもありました。
この作品によって新たなスタローンの側面が見られたのですが、残念ながら興行的には失敗してしまったため、このイメチェン路線はこれで終わりとなってしまいます。これ以降の熟年となったスタローンはロッキー・ランボーの続編でスターとして復活をはかり、自身が築いてきたスーパーアクション路線に戻る事となります。
これと同時期に制作された「オーシャンズ11」などを見ていると、70年代風のリバイバルスタイルの作品という事でBGMまでリバイバル風にしている事が印象的ですが、本作では2000年代当時最新のクラブジャズを採用しており、これみよがしなリバイバル風の作品作りはしていません。あれから20年以上経った今となっては、本作の方が映画作品としての品格が備わっており、鑑賞に耐えるものになっている事がわかると思います。
公開当時のレビューでは「はらはらドキドキしなかった」とか「オチがない」とか、変な感想が多く見かけられました。これはジャンルを勘違いしていたお客が多かったという事であり、スタローンのアクション映画ならド派手な展開なんだろうと思い込まれていた事によると思われます。
しかしこの映画は地味な作風の、人間ドラマを重視した作品であり、スタローンがランボーをやる前の、70年代以前のハードボイルドな作風だと思った方が正しく鑑賞できます。
スタローン自身は筋肉美をいかしたスーパーアクションの主演を続けてきましたが、70年代にロッキーで有名になった当初は、アル・パチーノやデ・ニーロの後を追うようなスター路線を目指していました。しかし80年代から始まった「考える事を脇に置いたド派手さ重視のスーパーアクション路線」に没入してしまい、このため自身が50歳を越えた辺りからイメージチェンジをはかってヒューマンドラマ路線に戻ろうとしたのが本作となります。
結果として、スタローン自身の人気が下降していた事もあり、本作の地味な作風は世間に認められずヒットしませんでしたが、映画作品として見た場合にはとても良質な作品だと言えます。
90年代中頃からの、タランティーノによって始まった70年代リバイバルの風潮も、本作の企画には影響していると思われ、1971年の「狙撃者」をリメイクしたものとなっています。
しかしその71年のオリジナル作品と見比べても、本作は独自の現代的なセンスで作られたものとなっており、大まかなストーリー以外には、質の異なった作風になっています。
本作公開当時のスタローンはスターとして人気が落ち、のちにロッキー・ランボーの続編で復活する前の低迷期にありましたが、本作での監督の演出には、よーく見てるとそんなダサい存在になっていたスタローンを茶化したような撮り方をしている事が見受けられます。そんな監督のセンスも本作の主人公の設定と相まってうまく効果が出ています。例えば、主人公スタローンが今の恋人と電話で会話をしていて気持ちのすれ違いが起きてしまい、その受話器を置いた所でスタローンかリアクションのクサい演技をしてるのに、そこでカメラをピンボケにして演技をわからなくしてるとかw
この映画は人生の折り返し地点に差し掛かったマフィアの男の話であり、スタローン自身が今まで暴力的な映画を作り続けてきたことの、後悔の念と重なるところもありました。
この作品によって新たなスタローンの側面が見られたのですが、残念ながら興行的には失敗してしまったため、このイメチェン路線はこれで終わりとなってしまいます。これ以降の熟年となったスタローンはロッキー・ランボーの続編でスターとして復活をはかり、自身が築いてきたスーパーアクション路線に戻る事となります。
これと同時期に制作された「オーシャンズ11」などを見ていると、70年代風のリバイバルスタイルの作品という事でBGMまでリバイバル風にしている事が印象的ですが、本作では2000年代当時最新のクラブジャズを採用しており、これみよがしなリバイバル風の作品作りはしていません。あれから20年以上経った今となっては、本作の方が映画作品としての品格が備わっており、鑑賞に耐えるものになっている事がわかると思います。
鑑賞日:2021年4月3日 で鑑賞
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