ザ・ダイバー

劇場公開日:

解説

伝説のアフリカ系アメリカ人海軍ダイバー、カール・ブラシアの半生をモデルに、人種を越えた男同士の友情や共感を描いた感動のドラマ。監督は「ソウル・フード」のジョージ・ティルマンJr.。製作 はロバート・テイテルとビル・バダラート。脚本はスコット・マーシャル・スミス。撮影は「キャンディマン」のアンソニー・B・リッチモンド。音楽は「英雄の条件」のマーク・アイシャム。美術は「ディープ・インパクト」のレスリー・ディリー。編集は「ソウル・フード」のジョン・カーター。衣裳は「仮面の男」のサルバドール・ペレス。出演は「フローレス」のロバート・デ・ニーロ、「ハーモニーベイの夜明け」のキューバ・グッディングJr.、「バガー・ヴァンスの伝説」の シャーリーズ・セロン、『A Map of the World』(未)のアーンジャニュー・エリス、「ザ・ファーム 法律事務所」のハル・ホルブルック、「シックス・デイ」のマイケル・ラパポート、「U-571」のデイヴィッド・キース、「Uターン」のパワーズ・ブース、「スリー・キングス」のホルト・マッカラニー、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のジョシュア・レナードほか。

2000年製作/128分/アメリカ
原題または英題:Men of Honor
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:2001年5月26日

ストーリー

1966年。海に墜落した米軍の核弾頭搭載機を回収している深海ダイバーの中に、カール・ブラシア(キューバ・グッディングJr.)という一人の黒人の姿があった。1943年、ケンタッキー州ソノラ。少年ブラシアは貧しい小作農民の子として育つが、父の強い励ましもあり、村を出て海軍に入隊する。しかし海軍で彼を待っていたのは、差別やいじめという厳しい現実。コックや雑用係から甲板兵へ進み、やがてダイバーになることを夢見るブラシアだったが、ニュージャージーの養成所では、彼を鬼教官ビリー・サンデー(ロバート・デ・ニーロ)の敵意が襲う。しかしブラシアは、のちに結婚することになる医学部の女性ジョー(アーンジャニュー・エリス)の存在を支えに、見事ダイバーとなった。そして1966年。ブラシアは回収作業中、脚に大怪我を負ってしまう。脚を切断することを決意した彼は、義足をつけてリハビリに励んだ。だがハンクス大佐(デイヴィッド・コンラッド)は彼をクビにするつもり。そんなある日、ブラシアのもとにサンデーが現われた。いまや友情で結ばれている二人はハンクス大佐の陰謀に対抗したが、大佐は、最新の重い潜水服を着て歩く過酷な課題をブラシアに突きつける。そしてブラシアは、見事その課題をクリアーするのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0A SON NEVER FORGET

2022年12月10日
iPhoneアプリから投稿
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collectible

2.0デ・ニーロやグッディングの演技もよかったのに残念。

2022年9月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1950年代、黒人はコックか雑用係にしかなれなかった海軍。人命救助を行っても勲章を受けたのは同僚の白人。仲間だけではなく教官(デ・ニーロ)からも迫害され続けるが、一番になるため努力するカール(グッディング)。最も大切なのは仲間の信頼であるのに大丈夫なのかと思わせるシーンも・・・

 黒人初のマスターダイバー、片足切断の憂き目に遭いながらも現役復帰など、感動させるところはあるんだけれども感動できない。軍隊モノということもあるのだけれど、もっと純粋に軍隊から切り離して救助隊として描けば良かったのかもしれない。

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kossy

4.5迫真の演技で魅せる勇気と感動のドラマ

2022年2月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

世界で初めて海軍の黒人ダイバーとなった人物の実話を映画化。

人種差別の風習が残る時代、どんなに罵られようと夢を諦めない主人公と、意地でもそれを諦めさせようとする鬼教官。
強い心で夢を掴み取るも、彼には非情にも過酷な運命が待ち受ける……

ロバート・デ・ニーロとキューバ・グッティングJr'の白熱の演技により、ラストシーンは感動の涙が溢れます。

諦めない心の強さと、周りの人々の感情の変化が感じられる本当に素晴らしい物語。

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びぃあぃじぃ

3.5黒人初のダイバーになろうとする男の誇りと、二人の演技

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 80
演出: 70
ビジュアル: 70
音楽: 65

 未開の地に踏み込むというのはとても苦難の道である。まして敵意を隠そうともしない四面楚歌の中、黒人がその能力を見せるというのは白人に喧嘩を売る行為である。黒人の分際で白人の領域に入ってきてはいけないのである。黒人は黒人の世界でおとなしく白人の下でひっそりと生活をし、つまらない仕事をしながら細々と生活をしていればいいのだ。
 それでも彼は諦めなかった。いわれのない差別と虐めを受け、当たり前のことをするにも普通以上の忍耐と努力を強いられる。敵はいても彼を守る者はなく、訓練を離れていても常に緊張を強いられる生活。時には落ち込み憤慨しつつも、それでも己を信じて自分を貫き通そうとする姿に共感する。誇り高い男の生き様である。

 嫌味ないけすかない教官のデ・ニーロ演じるサンデーと、困難に負けず自分の能力を証明しようとする開拓者のキューバ・グッディング・ジュニア演じるブラシアの演技が光る。本来は黒人嫌いの差別主義者のサンデーですら認めざる得なかったブラシアの能力と精神力、そしてそこから芽生える信頼と友情も見せ場。

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Cape God

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