劇場公開日 2001年6月23日

「男性なら武勇伝になるが、女性なら許されないこと」ザ・コンテンダー よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0男性なら武勇伝になるが、女性なら許されないこと

2024年11月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

副大統領に指名された女性政治家を巡る政争を描いた物語。

良く出来たポリティカルドラマです。
副大統領候補に指名された若き女性代議士。女性であること、あるいは、そのリベラルな思想に反感を持つ保守系代議士から強烈な攻撃に晒される様子が描かれます。

物語は後半までは私好みのリアル路線。特に、公聴会のシーンは秀逸です。悪意ある言葉で質問を繰り返す保守系代議士。その言葉の刃に、硬直する主人公。主人公の苦悩が、自分のことのように感じられ胸が苦しくなります。

ただ、終盤に映画的な面白さを求めたのは、個人的には好みではありません。もう少し、抑えた方が映画全体の完成度は高まったのではないでしょうか?

私的評価は4にしました。

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よし