「2人がどう出会うかは問題じゃないの」ワンダーランド駅で shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
2人がどう出会うかは問題じゃないの
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映画「ワンダーランド駅で」(ブラッド・アンダーソン監督)から。
すれ違い続けるふたりの男女が、出会うまでを描いたドラマ。
作品解説には、そう書かれていたけれど、
作品の中には、こんな台詞がある。
「2人がどう出会うかは問題じゃないの。
本当に大事なのは、その後の2人の関係をどうやって続けるかよ」
それにしては、2人が出会うまでの過程が長過ぎる。
あと残り数分というところで、やっと出会うから、
この後、2人がどうやって関係を続けていくのか、は語られていない。
キーワードとなるフレーズは「頑固さは、狭量なる心の表れ」。
それを「頑固さは、堅実さの表れだ」と言い替え、
本当は「愚かな頑固さは、狭量なる心の表れだ」(R・W・エマソン)
と「愚かな頑固さ」にスポットを当てたかったようだが、
私にはよく理解できなかった。
冒頭の「何も読まずに本を閉じるな。どんな言葉をひとつでも、
読めば心に響く。めまぐるしい世界から、はるか遠く離れ、
忙しさや、むなしい快楽を忘れ去る。
孤独とは、なんと優雅で穏やかだろう」という老紳士の助言の方が、
心に残ったシーンであった。
最近、なかなか理解できない作品ばかり観ている気がする。
これでいいのだろうか・・・(汗)
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